溺愛しゅかゆづ夫婦 7
今、うちのリビングには、ちみ龍ビッグぬいぐるみくんがある。つぶらな瞳に赤いからだ。『ビッグぬいぐるみ』だけあって、大きい。ソファの隅に座っている。
そして、たびたび、
「ちょっと。なんなんですかその目は。そんなに見つめたって、弓弦は俺のですからね。龍もどきが俺に勝てると思わないでください」
物言わぬちみ龍ぬいぐるみくんに喧嘩を売り、勝利を見せつけるみたいに僕を抱きしめる朱夏が見られる。
僕にすりすり頬ずりし、どうですか悔しいでしょうと自慢げな朱夏のすがたに、僕はとても癒される。
僕の旦那さま。かっこよくて、やきもちやきで。こんなにかわいい、龍の神さま。
そして、たびたび、
「ちょっと。なんなんですかその目は。そんなに見つめたって、弓弦は俺のですからね。龍もどきが俺に勝てると思わないでください」
物言わぬちみ龍ぬいぐるみくんに喧嘩を売り、勝利を見せつけるみたいに僕を抱きしめる朱夏が見られる。
僕にすりすり頬ずりし、どうですか悔しいでしょうと自慢げな朱夏のすがたに、僕はとても癒される。
僕の旦那さま。かっこよくて、やきもちやきで。こんなにかわいい、龍の神さま。