『特別サービスと変な俺』
お湯を上から注ぎ入れては、コポコポと音を立ててコーヒーの雫が落ちるのを待つ。
3回に分けて、真ん中の方へののじを描く様にお湯を注ぎ淹れたコーヒーは、ロウが美味いと褒めてくれた淹れ方だ。
それが嬉しくて、いつもしてしまう。
ロウはブラックでしか飲めないから、そのまま。
八咫のはよく知らないから小さいプラスチックの容器に入ったミルクとシュガーを添えて持っていく。
ロウの客だというから、今回だけの特別サービスだ。
次は絶対してやらない。
「あ、まじ?サンキュー!コハちゃん!!」
「悪いな。ありがとう」
薄く口角をあげて笑むロウに頰が火照るのを感じた。
「べ、別にこのくらい.....」
盆を引いて急いでカウンターの方へ戻る。
なんか、俺、今日変だ。
3回に分けて、真ん中の方へののじを描く様にお湯を注ぎ淹れたコーヒーは、ロウが美味いと褒めてくれた淹れ方だ。
それが嬉しくて、いつもしてしまう。
ロウはブラックでしか飲めないから、そのまま。
八咫のはよく知らないから小さいプラスチックの容器に入ったミルクとシュガーを添えて持っていく。
ロウの客だというから、今回だけの特別サービスだ。
次は絶対してやらない。
「あ、まじ?サンキュー!コハちゃん!!」
「悪いな。ありがとう」
薄く口角をあげて笑むロウに頰が火照るのを感じた。
「べ、別にこのくらい.....」
盆を引いて急いでカウンターの方へ戻る。
なんか、俺、今日変だ。