第四話
夢小説設定
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【凛side】
水浴びを終えた凛は太一君の元へとむかった
――コンコン…
「凛か…入れ」
『失礼します』
赤い扉を開け、中に入ると太一君が鏡を見ていた
『美朱が来るんですね?』
「…知っておったのだったな」
『…俺は行きます、美朱の所へ』
「…ならん」
『っ!なぜですかっ!?
俺は強くなりました!!
俺は、美朱を…唯を助けたい!!!!』
「おぬしがまだ何者かわかっておらぬ
本当に、巫女でないのかさえな…」
『俺は、異端者です
異端者に巫女になる資格はない
朱雀の巫女は美朱だけです!!』
「……おぬしはなぜ巫女にかかわる
未来がわかるのなら…戦争の事もわかるだろうに」
『この世界が好きだから、
俺の知ってる未来は残酷だ
俺はそんな未来を変えるために来たんだ』
「朱のために戦うか
己の宿命を朱に委ね
命を捨てるのか」
『俺は人のために生きて、
人のために死ぬつもりです』
「……わかった、よかろう」
『ホンマですか!?』
「そのかわり、無理はするな」
『わかってます』
凛は深く頭を下げた
『今まで、修行をして下さって…
ありがとうございました!!!!』
「…かまわん
いつ、発つんじゃ?」
『今すぐにでも』
「なら、井宿に紅南国まで送ってもらうとよい」
『そうします♪』
「気をつけるんじゃぞ…」
『はい、ではそろそろ行きます
お世話になりました』
凛はもう一度頭を下げると部屋から出て、井宿の部屋へとむかった…
物語が始まる
異端者はどう動くのか
美朱と唯を助ける事が出来るのか
今はまだ
スタートラインに立ったばかり…
next…