コ(君の名前を教えてくれるかい?
第二話
夢小説設定
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『あ、あの…こんなに良くしてもらってありがとうございました!』
あたしは椅子から降りて頭を下げる
『夢じゃないとわかった今、これ以上ご迷惑んおかけするわけにはいきません』
本当は離れたくない
だってあたしはこの世界に
ひとりぼっち
「いきなりどうし…」
『ちゃんとお礼はしますので!
本当に…っ、本当、に…』
泣いちゃダメ
いい年して
これくらいで
泣いちゃダメ
『あり、がとう…っございました…っ』
あたしは下を向いたまま、後ろを向き、歩き出そうとした
「ボクの話もちゃんと聞いてくれ」
そう言って腕を掴む彼
「アイナちゃん
君はどこか行くあてでもあるの?」
あたしは無言で首だけ横に降る
「それにキミには、IDがない」
あたしは驚いて振り向く
「一度、IGOに行こう
マンサム所長にIDを作って貰えるようにボクが頼んであげる」
そう言ってココは笑って、腕から手を離し、頭を撫でてくれた
その瞬間、あたしの涙腺は決壊
久々に流した涙はどこか暖かくて、ほっとするような感じがした
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