第十六話
夢小説設定
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あたしがこの世界に戻ってきて数日経った
勉強は過去であらかた終わっていた為、7年生までの勉強は全て終了した
アルバスに言ったら満面の笑みで頭を撫でられた
……ちょっと嬉しかった
必要な部屋での魔法の練習もすこぶる順調
でも魔法薬だけはやっぱりあたしだけの知識じゃダメのようで、中々成功しない…
だから、今日はセブルスに頼ってみようと思って、今あたしはセブルスの部屋の前にいる
『……はぁ…よし!』
あたしは気合いを入れて、断わられるの覚悟でノックをした
コンコンーー
「誰だ」
『あ、あたしです!ルナです』
「入れ」
あたしが中に入るとセブルスは何やら調合中のようで、いつものローブを脱ぎ、うっすらと汗をかいていた
(かっこいい…)
あたしがセブルスに見惚れていると、セブルスが鍋から目を離さず何の用だ?と言った
『あ、その…お忙しいならまた後で来ます』
あたしがそう言って頭を下げて踵を返すと後ろから声がかかった
振り返るとそこにはセブルスがいて、何の用だと聞いていると言われた
『あ、調合終わったんですか?』
「あぁ」
『お疲れ様です』
あたしはニコッと笑った
「で、何の用なんだ」
『あ、あのですね…この前図書室で呪い等の本を読んでいたんですよ
そんで、魔法薬で呪いとかって解けたりするのかなー?って思いましてですね…色々自分で調合してたんですが、壁にぶち当たってしまって…』
あたしがモゴモゴとそう言うと、セブルスの眉間にシワが一本、また一本と増えていき、チラッとセブルスを見ると「で?」と言われてるような気がした
『それで、その…よろしければ、教授にも手伝っていただきたいのです…ダメ、ですかね?』
あたしはおずおずとセブルスをみあげる
それが身長的に上目遣いになってると気づかずに
「………よかろう」
『やっぱりダメです、よ…ね?って…え?』
「いいと言っている」
セブルスは踵を返し鍋の方へと歩く
「貴様の目の付け所は悪くない
我輩も少し気になるところだ」
『ほ、本当ですか!?』
「嘘を言ってどうする」
あたしはOKしてもらえると思ってなかったので、これは夢ではないのかと頬をつねった
うん、痛い
「そこまでゆうならあらかたの予想などは出来ているのだろう?」
『あっ、はい!』
あたしはポケットの中に入れていた羊皮紙を出した
「……よく入ったな」
『あ、これですか?
あたしなんでもポケットに入れる癖があるので、拡張魔法かけたんです』
「だいぶ、色々な魔法が使える様になったものだな」
そう、あたしはもう無言呪文も出来る
だてに引きこもって夏休暇に勉強しまくってない
必要な部屋でも色々練習しているので、攻撃呪文、防御呪文、その他もろもろ、すでに覚え終わっているのだ
『教授の教え方がうまいからですよ』
「ふん、お世辞にもなりませんな
貴様は我輩が一度教えただけで全て出来たではないか
あれでは教えたとは言わん」
そう、なぜかあたしには魔法の才があるみたいで、初めての魔法も一回で全部できた
セブルスも驚いていたが、あたしが一番驚いた
まぁ、過去でヴォルデモートが言っていた膨大な魔力とゆうもののおかげだろうと思う
「……ふむ、考え方は悪くない
だがこれでは金と時間と労力が果てし無くなるぞ」
『ですよね…あたしもそう思ったんですが、どれを短縮できるかイマイチぴんとこなくて…』
「Msミヤジマ、ここを短縮すればいいのだ」
『え、ここ短縮できるんですか?』
「あぁ、ここは角ナメクジを入れて、右に二回、左に五回素早く混ぜればここの行程を短縮できる」
『角ナメクジ…』
「……そうか、お前虫が嫌いだったな…それで角ナメクジを外したんだろう」
『ゔ……』
「我輩と作るならばそんなわがままは言わせませんぞ?」
セブルスは意地悪な笑みをあたしにむけた
そんな顔さえかっこいいと思ってしまうあたしはきっと末期なんだろう
『わかりました……』
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