第十五話
夢小説設定
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あたしはベッドで目が覚めた
天井が違う事に一瞬驚いたが、ハリーポッターの世界に戻って来れたことを思い出した
……てかあたし昨日いつベッド入ったっけ?
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・
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『あぁぁぁ!』
思い出した、泣いちゃって、セブルスが抱きしめてくれて、そのまま……
あたしは嬉しさと疑問が渦巻いた
なんで抱き締めてくれたの?
セブルスは忘れているはずだ
アルバスが消してくれたはず…
今の彼はリリーが好きな彼のはず…
あたしは考えても答えが見えないと諦めてセブルスに謝りに行こうと決めた
シャワーを浴びて汗を流し、ワンピースを着る
ネックレスは忘れずに
あたしは指輪を見て手を止めた
亮一に貰ったソレをつける気にはなれなくて小さな箱に入れて隠すように机の引き出しに入れた
*********
あたしは隣のセブルスの部屋の前にいる
心を落ち着かせて深呼吸を一回。
意を決してノックをした
コンコンー…
「誰だ」
『あの!あたしですルナです』
「………入れ」
少し間が気になったが、失礼しますと中に入った
セブルスは机にむかって仕事をしているようだった
「何の用だ」
『あの、昨日はすみませんでした…ベッドまで運んで下さったんですよね?ありがとうございます』
あたしはぺこりと頭を下げた
「………昨日だけだ、もう二度とせん」
セブルスは机から顔を上げずに言った
少し切なかったが仕方ないと思い直した
『あの…』
「何だ、まだ何かあるのか」
『セブ…スネイプ教授に勉強を教えて頂きたいのですが』
「………はぁ」
セブルスはため息を吐くと顔をあげた
「学校が始まれば嫌とゆうほどするではないか
なぜ今なのかね?」
『予習といいますか…あらかじめ勉強しておきたいなーと思いまして』
「……仕方ないですな…我輩はお前の世話役だ…」
セブルスはまたため息を吐いた
幸せ逃げるぞ!
…あれ?デジャヴ?←
『ありがとうございます!』
「して、何を教えてほしいのかね?」
セブルスはそう言いながらあたしをソファーへ座らせ紅茶を出してくれた
『呪文学と…魔法薬学を』
「ほう、魔法薬学に興味があるのかね?」
『はい、一応魔法薬学は7年生まで終わってはいるのですが、もっと色々知りたくて!』
「7年生まで終わっているだと?」
『え?は、はい…』
「いつ勉強したのかね?」
セブルスは眉間にまたシワを寄せてあたしを見る
そんな姿をかっこいいなぁと思って見てるなんて口が裂けても言えない
『アルバスにお願いして、1年生から7年生までの教科書を先にもらっていたのですよ』
「ほう?ならば我輩に聞くことなどないのでは?」
『いえ、理論ばかりで実技はまだなのです、なので教授には実技を教えていただきたいのです』
あたしは真剣な表情でセブルスをみる
セブルスはまたため息を吐いた
「わかった、だがそれは入学式までの間だけだ
学校が始まったらそれぞれの先生方にわからないところは聞きなさい」
『はい!ありがとうございます!』
あたしは嬉しくてついまた抱きついてしまった
「…っ!おい!離れろ!」
『あ、すみません…つい嬉しくて…』
「ふんっ」
あたしは苦笑いを浮かべた
そして、紅茶を飲み干すとセブルスに仕事の邪魔だから出て行けと言われたので、頭を下げてお礼を言って自室へと戻った
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