第十四話
夢小説設定
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あたしとセブルスは自室へと行く為に、地下へと歩く
セブルスは前をさっさと歩いてる
足の長さが違うからか自然と小走りになる
『セ、セブルス…!ちょっと待っ…』
「早く来い」
あたしがもう無理と言おうとしたらセブルスは歩調を緩めてくれた
『ありがとう…』
「ふん、途中で転けられでもしたら面倒ですからな」
セブルスはそう言ってたけど、あたしはセブルスが本当はすごく優しい人だとわかってるから、つい微笑んだ
そしたらセブルスに何をニヤついてるのかね?って言われた
地下へとつくと、セブルスにお前の部屋はここだと言われた
『ありがとうセブルス』
「……それをやめぬか」
『え?』
「なぜ貴様は我輩をファーストネームで呼ぶのだ」
『あ、その…おじいちゃんがそう呼んでたし、いいかなって』
「不愉快だ、これからは我輩の事をファーストネームで呼ぶのはヤメろ
そして、貴様の世話役になったかといって馴れ合うつもりはない
用事がある時以外は我輩に近づくな」
セブルスはつらつらと言った
あたしは切なさと共に、初めて会った時の事を思い出して笑ってしまった
「…何がおかしい」
『あ、いえ!わかりました!
では、ここまで連れてきて頂きありがとうございました!
……おやすみなさい』
あたしはそう言ってそそくさと自室へ引っ込んだ
部屋は保存魔法をかけられていたのではないかと思うほど綺麗で一週間前と何ら変わりはなかった
あたしはそこで感情の限界がきてしまった
ここは子世代
ハリーは今年入学
アルバスの話によると未来は変わってない
リリー…
ジェームズ…
『う…ぁ…あ…ぁ……』
助けれなかった
『……っく…』
みんな助けるって決めたのに
『……ひっ…….』
彼女は、彼は………
『 ……あ、ぁ……』
死んでしまった
『うぁぁぁぁぁぁぁぁ!!』
あたしは泣いた
何度も謝りながら
助けれなかった事に
自分を責めた
泣いていたら、何か暖かいものに包まれた
それがセブルスだとわかるのに時間はかからなかった
その暖かさにあたしは涙を止める事ができなかった
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