第十四話
夢小説設定
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あたしは今、懐かしいあのガーゴイル像の前にいる
セブルスがガーゴイルに向かって合言葉を言う
「レモンキャンディー」
ガーゴイルは回り螺旋階段が現れる
あたしとセブルスはその階段を1番上まで登った
コンコンーー
「誰じゃ?」
「校長、我輩です」
「セブルスか、入りなさい」
セブルスはあたしを校長室へ押し込んだ
「禁じられた森で怪しいやつを見つけました」
アルバスはあたしを見て驚いた顔をする
「なんと…ルナ…?」
『アルバス…アルバス!!』
あたしはアルバスに泣きながら抱きついた
アルバスもうっすらと涙を浮かべ抱き返してくれる
「戻って来れたのじゃな…よかった…本当に、よかった…」
『うん…アルバス、覚えててくれて、ありがとう…』
あたしは満面の笑みでアルバスを見た
セブルスが後ろで眉間にシワを寄せて一つ咳払いをした
「こやつは校長のお知り合いなのですかな?」
「セブルス…あぁ、そうじゃ
ワシの大切な孫じゃ」
アルバスはセブルスを悲しそうな目で一瞬見た後に、あたしの頭を撫でた
アルバスは思い出したのだ
セブルスが覚えていないことを
「ルナ、辛いか…?」
アルバスはあたしの頭を撫でて言う
あたしは首を振った
『仕方ない事だったんだもの
あたしは覚えているから、いいの…』
セブルスはあたしとアルバスのそんなやりとりを不思議な顔で見ていた
「校長、それでこの娘はホグワーツに通うのですかな?」
「そうじゃのぅ…」
『あ、ねぇアルバス?
ハリー・ポッターはいつ入学なの?』
あたしのその一言にセブルスが驚く
「貴様、なぜそれを知っている!」
「まぁ、落ち着くんじゃセブルス
ルナはな、未来を見る事ができるのじゃよ」
「なっ…」
アルバスはあたしにウィンクをした
(そういえばアルバスには前にちよっとだけ話したな…未来の話)
あたしがそんな事を考えていたら、アルバスがセブルスを納得させたようだった
「ルナ、ハリーは今年入学じゃ」
『なら、今年あたしも一年生から入学してもいい?』
「かまわんよ」
『ありがとうアルバス!』
あたしとアルバスがそんな会話をしていると、アルバスがセブルスに向かって、どえらい事を言った
「そうじゃ、セブルス
ルナの世話係をお主に頼みたい」
「んなっ!?」
『えぇ!?』
いきなり何言ってんのこの狸爺←
「ワシは色々と今年は忙しいのでな…セブルスなら大丈夫じゃろ」
「……はぁ……わかりました…」
セブルスは深いため息を吐いて、OKしてくれた
きっと言っても仕方ないと思ったのだろう…
セブルスどんまい
「なら、部屋をセブルスの隣にしておくぞ♪」
そう言ってアルバスは杖を振った
『え、部屋って…』
「前に使っていた部屋をそのまま置いてあるのじゃ…また来てくれると信じておったからの…」
『アル、バス…』
あたしはまた泣きそうになり、アルバスへ抱きついた
『ありがとう…』
「よいよい」
『あ、ならまた魔法かけてくれる?指輪の魔法解けちゃったみたいだし…』
「よかろう、今度はどれにかけようかの」
『このネックレスでお願い』
あたしは胸元からネックレスを出した
「……?」
セブルスが不思議な顔でネックレスを見ていた
『セブルス…?』
「あ、いやすまない
どこか見覚えがあった気がしただけだ」
『え…?』
あたしはアルバスを見る
アルバスも驚いているようだった
それから、アルバスは杖を振りネックレスへ魔法をかけた
背が少し縮んでショックを受けたのは内緒だ
「さぁ、今日はもう疲れたじゃろうて、部屋で休みなさい」
『うん、ありがとうアルバス』
あたしはセブルスと校長室を後にした
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