第十三話
夢小説設定
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あたしは大泣きした後、お風呂に入るために服を脱いだ
するとポケットから、アルバスに貰った魔法の鍵とリリーとお揃いのブレスレットが出てきた
あたしはそれを見つけてまた、泣いた
服を脱いで気づいたのだが、闇の印もちゃんと右腕にあった
あたしは人に見られたらダメだよな…と思い、包帯で闇の印を隠した
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あたしがこっちの世界に帰ってきてから一週間が経った
あたしは一歩も外へ出る気になれず、家で引きこもっていた
職場にはインフルエンザだと言っておいたので、長く休んでも大丈夫だ
あたしは、久々にDVDを見ることにした
画面の中でもいいから、セブルスに会いたかったからだ
あたしはディスクをプレイヤーに入れて再生する
当たり前のごとく、物語は変わっていない
セブルスがうつる場面になる度に、涙が頬を伝う
ふと、晩餐の席でアルバスが気になった
正確にはアルバスのひざ掛けが気になったのだが…
『これ、は…!』
そう、アルバスが使っていたひざ掛けはあたしがクリスマスにあげたひざ掛けだった
『なんで、なんで…ここに…?』
アルバスは大事に使ってくれているのだろう
そのひざ掛けは古くはあるが、大事にされているのだとわかる位きれいだった
あたしはそれを見てアルバスの優しさが恋しくなり、また泣いた
セブルスのシーンになる度にあたしはネックレスを握る
あなたにあたしの気持ちが伝わりますようにと想いを込めて
愛していますと、気持ちを込めて
また、あたしは知らずに涙で頬を濡らしていた
アルバス
リリー
セブルス
それぞれに貰ったものを握りながら彼等を想う
すると、いつぞやの違和感。
あたしは目を開けて手を見る
するとあたしの手はまた、透けていた
あたしはまたあの世界に行けるのではないかと、必死に願った
セブルスに会いたい、と
するとそこにはもう、この部屋の住人はまたいなくなっていた……
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