第十一話
夢小説設定
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あたしは一通り泣いた後、何故かあの湖に行きたくなった
フラフラと湖へと向かう
そこには今、会いたくない人
いつもの定位置で本をめくる彼
いつみてもかっこいい
ホントずるい位に
あたしは無意識にセブルスにもらったネックレスを握っていた
裏を見ると
Forever…(永遠に….)
セブルスに付き合った後で聞いたら、このForeverはずっとあたしといたいってゆう気持ちを込めていたらしい
天然タラシなのかと思ったのはセブルスには内緒だ
あたしが一人妄想にふけっていると、セブルスが初めて会った時みたいに浮いていた…
またジェームズ達ね…
今日こそはシメる
あたしはそう思いながらセブルスの元へと走った
********
『こら!ジェームズ!またセブルスをいじめて…やめてっていつも言ってるでしょ!?』
「げ、ルナ…
今日は見逃しておくれ?
こいつが、僕のリリーと仲良くお喋りしてたらしくてね」
『友達ならお喋りくらいするんじゃないの?
さっさと下ろしなさい!』
「…ちぇ、わかったよ」
ジェームズはセブルスを下ろした
そこにリリーがやってきて、またセブルスをいじめてたの!?とジェームズを叱った
「セブルスは私の幼なじみだって何回言ったらわかるの!」
「だ、だって君がセブルスと話してると楽しいなんてゆうから…」
「友達と話してたら誰でも楽しいでしょう!」
ギャーギャーとジェームズとリリーが言いあっている間にあたしはセブルスのところへ行き手を差し伸べる
『セブルス、だいじょ…』
パシンッ
『え…?』
「いい加減にしろ…」
『セブルス…?』
「僕はお前らみたいな穢れた血なんて友達と思ってない!
僕の前から消えろ!
お前らみんな…大っ嫌いだ!」
「スニベルス…てめぇ!」
パンッ
シリウスがセブルスに杖を向けようとしたその時
乾いた音が響いた
「ルナ…」
『取り消して』
「…」
『穢れた血なんて言葉、取り消して
リリーはあたしの親友なの
取り消して』
「ルナも…こいつらと同じ、か…
お前もマグルだったな…」
セブルスはそうつぶやいて謝ってくれるのかと思ったら、あたしを睨んだ
「ルナなんか、大嫌いだ!
この 、穢れた血め!」
あたしは、何かが壊れる音が聞こえた気がした…
「ルナ…?」
「お、おい…なんだよ…それ」
リーマスとシリウスとピーターがあたしを見てる
あたしは自分の手が透けているのをジッと見ていた
「ルナ…?」
今度はセブルスがつぶやいた
正気に戻ったのだろう、その姿はは困惑していた
『あぁ…もう、時間なのね…』
「時間?」
「どうゆうことだよ!」
「ルナ…まさか…」
ジェームズ、シリウス、リリーの順に喋る
リリーの言葉にあたしは頷いた
「そん、な…嘘よ!
なんで…どうして!?」
『リリー…ごめんね』
「嫌!嫌よ!行かないで!」
リリーは泣き崩れる
ジェームズ達は何のことかわからず、ボー然としていた
『あたしが消えたら、校長室へ行って…?
アルバスが全て知っているから…』
「消えるなんて言わないで!」
リリーが叫ぶ
あたしはリリーに微笑み、ありがとうと言った
『セブルス…貴方を傷つけてごめんね』
「ルナ…これは、これはどうゆう…
消えるって…?」
『ごめん、ごめんね…』
「い、くな…行くな!
僕はまだ…ルナに言ってないんだ!」
『セブルス…ずっとずっと大好きよ…』
愛してる………
そうつぶやいて、あたしは消えた
ハリーポッターの世界から
元の世界へと
帰る為に…
Next…あとがき