第十一話
夢小説設定
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S.S side
僕は昨日ルナに酷い事を言ってしまった
あの方の妃にルナが進んでなるはずがないってわかってたのに、何故か止まらなかった
僕が守るつもりだったのに、僕が守られていた気がしたからだ
恥ずかしさと虚しさと情けなさが僕を暴走させてしまった
女子寮へと走っていくルナの泣きそうな顔は僕の頭から離れず中でグルグルと回る
こんな時は本でも読んで心を落ち着かせてから、ルナに謝ろう
そして、昨日何があったか、ちゃんと聞こう
僕は湖でまた本を読むために図書館に本を借りに行った
図書館へ入ろうとしたらルナに声をかけられた
『セブルス!』
「…何の用だ」
違う、こんな言葉言うつもりはなかった
ルナの顔が少し暗くなる
『これ、後でいいから読んで』
まさか、別れの手紙か?
「手紙…?こんなものいらない」
まだ僕は君が好きなんだ
『お願い!一生に一度のお願いだから、受け取って』
僕は渋々受け取る
だが、中身は読むのが怖かったので、すぐにポケットにしまった
するとルナは、またね!と言って走って行った
……泣きそうな顔をして
僕は後で謝ろうと思い、図書館で本を借りた
そして、湖のほとりへと足を進めた
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