第十話
夢小説設定
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バタンッ
『うっ…うぅ…』
あたしは部屋へと入るとベッドへ体を投げ出し
いつぞやの日みたく、顔を押し付け泣いた
愛してるのは貴方だけ
なのになんで伝わらないの?
こんなに、好きなのに
どうして?どうして…!
『うわぁぁぁぁぁ!』
あたしは一晩中泣いた
声が枯れても
涙が枯れても
心が、泣いていた
ふと、泣いていると何か違和感。
あたしは自分の手を見て固まった
『透けて、る…?』
手は向こう側が見える位に透けていた
あたしは悟った
時間がないのだ、と
『ははっ…こんな時に…』
しばらく手を見つめていると手は元に戻った
あたしは消えていた手を握る
『もう少し、ここに居たかったな…』
貴方ともっと一緒に居たかった
でも、もうすぐやってくるみたい
お別れ、が…
『こんな、喧嘩してるときに来るなんて、ホントタイミング悪い…』
あたしは自嘲的に笑って、机にむかった
大切な人達への手紙を書くために
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