第九話
夢小説設定
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あたしは赤くなった目を魔法で治した
昨日は杖を振る気にはなれなかったので、濡れタオルを使ってた
あたしは女子寮を出て談話室へむかった
そこにはセブルスがいた
あたしは泣きそうなのをこらえて話しかけた
『セブルス!昨日は手紙ありがとう』
「ルナ!もう身体は大丈夫なのか?無理はするなよ」
『もう大丈夫よ、心配ありがとう!で、話って?』
「う、うむ…ここじゃ言えない
外に行かないか?」
セブルスは頬を赤らめて言った
あたしはリリーの事を聞かれるのではないかと思った
『あ、あたしそういえば先生に呼ばれてたんだったわ!
ごめんね、セブルス』
「あ、おい!ルナ!」
あたしは振り返らず寮を出た
セブルスからリリーの事を聞きたくなかったからだ
応援するって決めたのに
あたしってばホント意気地なし…
あたしが、とぼとぼと歩いているとリリーが前から歩いてきた
「ルナ!もう体調はいいの?」
『あ、リリー!手紙ありがとう!もう大丈夫よ』
あたしは笑顔でリリーに言った
今できる限りの笑顔だが、ちゃんと笑えてるだろうか
リリーがならよかったと言ったので大丈夫だったようだ
『あ、リリーの話って何?』
あたしがそう言うとリリーが、いきなり顔を赤らめる
「セブルスから聞いてるかもしれないけど、あたし恋人が出来たの」
『え…?』
あたしは、頭が真っ白になった
まさか、セブルスとリリーが…?
原作ではジェームズとくっつくんじゃ…
あたしの、せい?
あたしとゆうイレギュラーな存在のせいで、歴史が変わってしまったの?
リリーが他にも何か言っていたが、今のあたしの耳には届かなかった
あたしはまた泣きそうな気がしたので、リリーにごめんと一言伝え、返事を聞かずに近くの空き教室まで走った
あたしは空き教室に入るとポケットから鍵を取り出し、自分の部屋に戻った
部屋に入ったとたんに涙がボロボロと出てきた
防音魔法をかけてないので、あたしはベッドに顔を押し付けて声を殺して泣いた
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