第四話
夢小説設定
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校長室の暖炉から出るとアルバスがいた
「おかえりルナ
いいものは買えたかの?」
『ええ!アルバスとセブルスのおかげでとてもいい買い物が出来たわ!』
あたしは満面の笑みでアルバスとセブルスにありがとうと告げた
アルバスはよいよいと言い、セブルスはまたふんっと言って顔をそらした
「さぁ、もうすぐ夕食の時間になる、2人とも着替えてきなさい」
「『はい』」
あたしとセブルスは校長室を後にし、2人で寮に戻った
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寮に入るとセブルスは男子寮へそそくさと入ろうとしていた
『あ、セブルス待って!』
「……何だまだ何かあるのか」
セブルスはめんどくさそうな顔をしながらも振り向いてくれた
『今日一日本当にありがとう!
あ、これ…お礼!持ってない事を祈るよ』
あたしはラッピングしてもらった本をセブルスに笑顔で渡すと気恥ずかしかったので、そそくさと女子寮に戻った
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S.S side
ルナがお礼だと言って僕に押し付けたものは僕が喉から手が出る位欲しかった本だった
もう増版もなく、諦めていたのだが…どこで手に入れたんだろうか
僕は少し機嫌が良くなり男子寮へ向かった
途中で会ったレギュラスに先輩気持ち悪いですよと言われた
どうやら知らずに微かに微笑みながら歩いていたようだ
気をつけないと…
部屋に戻ると夕食まで時間があるので、ルナにもらった本を読み始めた
(…後で僕もお礼を言ってやるか)
そんな珍しい事を考えながら、本に集中した
ふと気がつくと夕食の時間が少し過ぎていた
どうやら真剣になりすぎていたようだ
僕は急いで支度をし、部屋を出た
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今日買ったものを整理してたら夕食の時間を少し過ぎていることに気づいた
『やば!早く行かなきゃ!
スニちょっと待っててね?』
スニと名付けたそれは梟
真っ黒な身体をした彼を見てあたしは未来のセブルスを連想し、すぐに購入した
名前の由来はもちろんスニベルスとゆう彼の嫌いな名前から
セブでもよかったのだが、そうするとセブルスの前で名前を呼べなくなるから仕方なくそこからとったのだ
スニはホーと鳴いた
わかったと言ってくれてるような気がした
あたしは慌てて身支度を済ませて女子寮から出た
そうすると、なぜかセブルスも男子寮から出てきた
『え、セブルス?』
「…まだ居たのか」
『今日買ったものを整理してたらいつの間にか、ね』
あたしは苦笑いを浮かべた
セブルスは?と聞こうとしたら、その前にセブルスが話始めた
「……本、ありがとう。
ずっと探していたやつなので驚いた、どこで見つけたんだ?」
『あ、そうだったの?
よかったぁ~…
本屋の主人に聞いたら出してくれたのよ?』
「何?…僕の時は無いと言っていたのに…あの主人…」
セブルスは眉間にシワを寄せて本屋の主人を恨めしそうに思い出しているようだった
『ふふっ、でも欲しかったものならよかったわ!
…まさか今出てきたのって本を読んでたの?』
「………あぁ」
『そんなに喜んでもらえたなら良かったわ!
夕食に行きましょう?』
あたしはセブルスの手を引いて大広間に向かった
今日はとてもいい日だった
セブルスとデート出来たし
プレゼント喜んでもらえたみたいだし
明日は日曜だから、勉強でもしようかな
一年生からだけど、初めての魔法だし、今から楽しみ!
Next…あとがき