第四話
夢小説設定
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あたしはもう何本目かわからない杖を振る
ガッシャン!
奥にあった花瓶が割れたようだ
あたしに合う杖が中々見つからない
隣のセブルスも呆れかえっている
「…Msミヤジマは日本人でしたな?」
『え、あ、はいそうです』
「ならば、あれはどうだろう…」
オリバンダーはそう言って階段を上って上の方にある銀色の箱を持ってきた
「梅の木、精霊の涙、25センチ しなやか」
オリバンダーが出したのは赤茶色の杖
あたしは何故かこれだと思った
あたしがその杖を握った瞬間
光があたりを包み、かすかに梅の香りがした
「ブラボー!この杖はなかなか持ち主が現れなかったのじゃ!
君には何かしらの試練があるのかもしれんの」
『試練…』
あたしはオリバンダーにお金を払いセブルスと梟を買うために店を出た
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S.S side
ルナはオリバンダーの店を出てから少し元気がなかった
おおかたオリバンダーに言われた試練があるとかゆう言葉に頭を悩ませているんだろう
バカな奴だ…あんなのただの年寄りの戯言に過ぎないのに
「おい、どこ行くつもりだ、梟の店はここだぞ」
店の前を通り過ぎようとしたルナに声をかけると、ハッとしたように顔をあげてごめん、と苦笑いを浮かべた
中に入り周りをキョロキョロとして梟の品定めをしているルナ
気に入ったものをみつけたのか店の奥に入って行った
しばらくして嬉しそうに帰ってきたルナの手には真っ黒の梟
まるでルナの髪や瞳のように真っ黒だった
「本当にそいつでいいのか?」
『うん!真っ黒でかっこいいでしょ?』
そう言って幸せそうに満面の笑みを浮かべるルナに僕は少しホッとした
…なぜ僕がルナのためにホッとしなくちゃならないんだ
僕がよくわからない感情に頭を悩ませていると、もうポーチに梟を入れてしまったのか両手があいているルナがセブルス行くよー?と後ろから声をかけた
僕は考えるのをやめルナを追って店から出た
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