第二十二話
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
あれから、セブルスはマダムに追い出されてしまいお見舞いに来ることはなかった
会いたかったって言ってた
ううん、それよりも
思い出してくれた
でも、何故?
アルバスから聞いた話では、アルバスから直接魔法をかけられたのに…
あたしは疑問符を飛ばしながら地下牢へと進む
セブルスが本当に思い出したのかを確かめるためだ
これで、一時的なものだったら…
『ショックだなぁー…』
「何がショックなのかね?」
『ぅわぁお!!』
考え事をしている間にセブルスの自室の前に着いていたらしく、人の気配がしたのだろう、中から目的の人が出てきていた
『きょ、教授!脅かさないで下さいよ!』
あたしがそういうとセブルスは眉間にシワを寄せてフンッと鼻を鳴らし中にまた入っていってしまった
あれ?機嫌悪い?
てか、やっぱりこの前のはあたしの夢?!
扉の前で悶々と突っ立っているとセブルスに早く入れと腕を引かれた
*********
「さて、何か話があるのではないかね?」
『えっ!?
えーと…そのー…あのー…』
あたしがどもっているとセブルスの眉間は可哀想なくらいシワが出来ていた
あたしは意を決して尋ねる
『思い…出した、のよね?』
「……あぁ」
『………ごめん、なさい』
「何故、謝るのだ」
『いきなり消えてしまったし…
記憶だって…』
あたしが俯きながらポツポツと話すとセブルスが隣に座った
「我輩は、怒っている」
『うん…』
「だが、ルナにまた会えた事、ルナのことを思い出せた事でそんなモノはどこかへいってしまったようだ」
『え…?』
あたしが顔を上げると、映画では見たことのない大人セブルスの優しい笑顔
『セブ、ルス…っ』
あたしの涙腺は崩壊
なんてったってこんな素敵な笑顔、きっとあたしだけ
セブルスは優しくあたしを抱き締める
「もう、消えてくれるな
我輩の記憶を消すのも禁止だ」
『うん…っ、うん…っ』
あたし達は見つめあい、どちらともなくキスを交わした
お互いの気持ちを送り合うように
触れるだけのキスを
何度も、交わした
→