第二十一話
夢小説設定
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セブルスはローブを翻し一番前に立つと生徒の顔を見て、口を開く
「このクラスでは魔法薬調剤の微妙な科学と厳密な芸術を学ぶ」
あ、始まった
ハリー頑張!←
「このクラスでは杖を振り回すようなバカげたことはやらん
そこで、これでも魔法かと思う諸君は多いかもしれん
フツフツと沸く大釜、ユラユラと立ち昇る湯気、人の血管の中をはいめぐる液体の繊細な力、心を惑わせ、感覚を狂わせる魔力‥‥‥。
諸君がこの見事さを真に理解するとは期待しておらん
我輩が教えるのは、名声を瓶詰めにし、栄光を醸造し、死にさえふたをする方法でもある。
ただし、我輩がこれまでに教えてきたウスノロたちより諸君がまだましであればの話だが」
おい、セブルスなんでこっち見てんだ
あたしがウスノロだとでも言いたいのかコノヤロー。
と、心の中で文句を言ってるのがバレたのかセブルスにおもっきり睨まれた(笑)
あたしから視線を外したかと思ったらセブルスがあたしの隣を凝視していた
そこにはハリーが羊皮紙に何かを一生懸命書いている……
「ポッター!!!
アスフォデル球根の粉末にニガヨモギを煎じたものを加えると何になるか?」
さて、ハリー?
テストの時間だよ(笑)
ハリーはえ?え?とした顔であたしを見る
あたしはハリーに、覚えたんでしょ?と口パクで伝えた
するとハリーは思い出したかのように答えた
「えっと…眠り薬、です
…あまりにも強力なため『生ける屍の水薬』と言われています」
セブルスは目を丸くしたと同時にあたしを睨んだ
でもあたしは顔をそらして知らないフリをする
「では、次だポッター…
ベゾアール石を見つけてこいと言われたら、どこを探すかね?」
「山羊の胃から取り出す石です
たいていの薬に対する解毒剤になります」
ハリーは自信がついたのかドヤ顔になってきた(笑)
その顔を見たセブルスにまた睨まれた←
「ならこれもわかるかね?
モンクスフードとウルフスベーンとの違いはなんだ?」
「同じ植物で別名をアコナイトとも言いますがトリカブトのことです」
セブルスは小さく舌打ちをして、苛立ったように、話し始めた
「諸君!何故今のを書き留めようとしないのだね!!」
セブルスのその言葉にみんな一斉に羊皮紙に書き出した
もちろんあたしもわかってるけど、一人だけ頭上げてたらまたセブルスの癇に障るし、羊皮紙に答えを書いた
*********
そして、おでき薬を作るために作業が始まった
あたしはハーマイオニーと組んで、ハーマイオニーに作り方を教えながら薬を煎じていた
そう、あたしは忘れていたのだ…
この後に起こる惨状を…
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