「うん…ッ大好き、ッいっぱい、出してほしっ…！」

一瞬……、不安がよぎったけど、大好きなＢに好きにしてほしくて…吐精を、強請ってしまった…。



・・・・・・


行為が終わって、名前は疲れて眠ってしまった…。

裸で眠る名前の体に、タオルケットをかけてあげた。

風邪でも引いたら大変ですからね。

すやすやと気持ちよさそうな顔に、幸せがあふれ出している。
警戒のない気の緩んだ寝顔が本当に可愛らしく、心の底から愛おしい…。

呼吸で規則的なリズムを刻む腹部に手を添えて、優しく撫でた。

「奪ってばかりですが…“与える”こともできますから。」

「ここで、ずっと一緒に暮らしましょうねぇ…どんなことからも私が守ってあげますから。」

「何も知らないままで、幸せな家庭を築きましょうねぇ」


（だるくなる薬は排卵を促すお薬なので）

（不妊でもないのに使っているので、副作用もしんどいでしょうが…もう少し我慢して飲んでもらいましょう。）

このままここで……幸せな家庭を築くために…。


ＥＮＤ