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共に堕ちて
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「百瀬さんが変わらないままで、良かったです。苦労した甲斐がありました…カカカッ」
「百瀬さんを連れていくためには、居場所をきちんと確立させる必要があったので…確立もしない危険なままで連れていけないですから…」
「…だから、終わりじゃないですよ?これからは、ずっと一緒です。」
目が柔らかな狐を描く。
前はなかった悪魔的な尖った耳がふわっと力が抜けたみたいに下に垂れている。
下がった目尻と相まって、望んでいたBの片鱗が見えたみたいで心臓がズキンと飛び跳ねて痛くなる。
「全く…悪魔に弱みを見せるなんて、命知らずにもほどがありますよ。…それだけ弱っていたんでしょうけど。それと明日、相手が仕掛けてくるでしょうから眠りましょうか?」
「仕掛けてくる…?」
「そう…。仕掛けてきたら、こんなところ捨ててしまえばいいだけです。」
何の話か全くわからない。
けれど、あれだけ求めていた存在が、姿かたちが変わってしまっても今目の前にいて、記憶の中の日々のように、私を抱きしめてくれている。
ハッキリと迷いのない声色で、淡々と話す様は私の大好きなBだ…。
Bの男らしく硬い胸板に頬擦りして、まるで夢のような幸せに包まれて…もう終わりでもいい。
例え夢でも、このまま覚めないでいてくれたら、それでいい。
そう思いに耽っていると、いつの間にかBに抱えられていて、ゆっくりとベッドに下ろされた。
「お陰様で、傷が良くなりました。」
「俺ちゃんも、貴女にずっと会いたかったです。ずっと心配でしたし…気持ちが離れていなくて安心しました。」
「百瀬さんを連れていくためには、居場所をきちんと確立させる必要があったので…確立もしない危険なままで連れていけないですから…」
「…だから、終わりじゃないですよ?これからは、ずっと一緒です。」
目が柔らかな狐を描く。
前はなかった悪魔的な尖った耳がふわっと力が抜けたみたいに下に垂れている。
下がった目尻と相まって、望んでいたBの片鱗が見えたみたいで心臓がズキンと飛び跳ねて痛くなる。
「全く…悪魔に弱みを見せるなんて、命知らずにもほどがありますよ。…それだけ弱っていたんでしょうけど。それと明日、相手が仕掛けてくるでしょうから眠りましょうか?」
「仕掛けてくる…?」
「そう…。仕掛けてきたら、こんなところ捨ててしまえばいいだけです。」
何の話か全くわからない。
けれど、あれだけ求めていた存在が、姿かたちが変わってしまっても今目の前にいて、記憶の中の日々のように、私を抱きしめてくれている。
ハッキリと迷いのない声色で、淡々と話す様は私の大好きなBだ…。
Bの男らしく硬い胸板に頬擦りして、まるで夢のような幸せに包まれて…もう終わりでもいい。
例え夢でも、このまま覚めないでいてくれたら、それでいい。
そう思いに耽っていると、いつの間にかBに抱えられていて、ゆっくりとベッドに下ろされた。
「お陰様で、傷が良くなりました。」
「俺ちゃんも、貴女にずっと会いたかったです。ずっと心配でしたし…気持ちが離れていなくて安心しました。」