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共に堕ちて
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玄関のドアをノックする音が聞こえる。
こんな時間に…?
遊ぶような仲の天使もいない私に、訪問者なんてほとんどない。
業務終了したばかりで遅い時間だから、宅配でもないだろうし…なおさら見当がつかない。
鼻をすすって濡れた頬を手で拭ってから、恐る恐る玄関へと歩み寄った。
ガチャリとドアノブを回すと、ボロボロの衣服に傷ついた羽根の…見たことのない悪魔が入ってきた。
「!!!」
魔獣…じゃない!!!
悪魔…!!!
余りの急展開に、声を出せないままその悪魔を凝視する。
「カカカッ…馬鹿正直に…入れて良かったんですか?」
目の前の悪魔は、鋭く尖った牙を見せながら、禍々しく口を裂き笑っている。
牙の合間からは赤い舌が覗いていて、目は見開き、まるで威嚇するかのように瞳孔が開いていた。
だが体は傷だらけで、血が滴っている。
蝙蝠のような被膜の羽根も、ところどころ裂けて飛べないように見えた。
肩の傷が特に酷いみたいで、押さえながら喘いでいた。
「傷だらけ…」
どうして家に入ってきたのかわからない悪魔を見て、何だか可哀想に思えて、ゆっくりと近づいてみる。
こんな時間に…?
遊ぶような仲の天使もいない私に、訪問者なんてほとんどない。
業務終了したばかりで遅い時間だから、宅配でもないだろうし…なおさら見当がつかない。
鼻をすすって濡れた頬を手で拭ってから、恐る恐る玄関へと歩み寄った。
ガチャリとドアノブを回すと、ボロボロの衣服に傷ついた羽根の…見たことのない悪魔が入ってきた。
「!!!」
魔獣…じゃない!!!
悪魔…!!!
余りの急展開に、声を出せないままその悪魔を凝視する。
「カカカッ…馬鹿正直に…入れて良かったんですか?」
目の前の悪魔は、鋭く尖った牙を見せながら、禍々しく口を裂き笑っている。
牙の合間からは赤い舌が覗いていて、目は見開き、まるで威嚇するかのように瞳孔が開いていた。
だが体は傷だらけで、血が滴っている。
蝙蝠のような被膜の羽根も、ところどころ裂けて飛べないように見えた。
肩の傷が特に酷いみたいで、押さえながら喘いでいた。
「傷だらけ…」
どうして家に入ってきたのかわからない悪魔を見て、何だか可哀想に思えて、ゆっくりと近づいてみる。