貴女の名前を入力してください。
ヒトの中で一番●●●
空欄の場合は「名前」になります。
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
どうも話がつながらない。
「家族ではない男女が、家で泊まったりするのは恋人じゃないの、か…?」
そう聞きながら、認識の違いに驚いている彼。
確かに、そう聞くと恋人のような気がする。
『い、一般的にはそう、かも…?』
「もしかして、オレ様ちゃん…、セ●レなのか…??」
『は…??いや、その言葉の意味知ってる??してないし!!』
引いているような、ショックを受けている様相の彼には、どうやら偏った知識があるようだ…。
セ●レがよくないということを理解しての反応なのか?
ちょっと笑ってしまいそうになる
だけどセ●レなんて、セッ●スしていないのにならないだろうに。
そもそもキスすら今、初めてされそうになって吃驚しているのに…。
「でも、名前の本に書いてあったぞ。」
そう言って本棚を指さされる。
その本棚には、私のお気に入りの少女漫画などがたくさん並んでいる。
(実はちょっとエッチなのも一緒に並んでいる。)
『あ、あれ、見た…?』
「ダメだったのか…?見ていいって言ってたが…。」
どうやらその偏った知識は、私の漫画から得たらしい。
確かにセ●レの話もあった気がするし、見ていいかと聞かれて見たいならどうぞと言った気もする。
私が勝手に、彼は少女漫画なんて、興味ないと思ったからだ。
見始めてもすぐ読むのやめるだろうと高をくくっていた。
成程。ホムンクルスだから、そりゃわからないよね。
漫画から得た知識を、そうなんだって信じちゃうよね…全部私のせいだ。
『えっと…嫌な意味で捉えないでほしいんだけど…。
キミは、ホムンクルスだから、男女関係にならないと勘違いしてたの。優しいし、好きは好き…だけど、たまに家にいる同居人かなって…思ってて…。そもそもさ、好きとか、そういう感情は…ないでしょ…?』
優しい彼をなるべく傷付けたくないので、言葉を選びながら話す。
ホムンクルスは、人造人間みたいな感じだから、人間じゃないと言われると傷つくかもしれない…。
でも悪魔を模して造られたのなら傷付かないかもしれないけど。
そっと見上げて彼を確認してみる。
「確かに…、オレ様ちゃんは、人間じゃない。違うな。感情…はわからないが、でも、」
頭にある考えを言葉に出す時、それをまとめる時みたいな…時折黙ったりして間欠させたりして、言い淀む彼を引き続き見上げていると
「名前のことは、可愛いと思っている。」