貴女の名前を入力してください。
ヒトの中で一番●●●
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「えっと、じゃあ、良かったんだな。今日いて…。」
と、照れくさそうに、頬を染めながら言い、目尻を下げて微笑む彼。
その表情に、目が離せなくなる。
私まで、釣られて頬が熱くなるような気がするし、胸がぎゅっと掴まれたように苦しいし、ずっと見ていたい。
(こんな可愛らしい人いるんだなあ…。)
そう思ったとほぼ同時に、向かい合わせにすっぽりという言葉が的確なほどに引き寄せられて、抱きしめられた。
『え…、』
急な行動に固まってしまう。
「大丈夫だ。」
背丈の差があるが、少し腰を屈めてくれている。
後頭部を覆うようにして撫でて、もう片方の手は背中を優しく撫でた。
どうやら、励ましてくれているみたいだ。
(体温あるんだ…こんなに、あったかいんだなぁ…。)
今まで触れたりしたことは、ほとんどなくて、こうやって実感できるぐらいの接触は今この瞬間が初めてだ。
ホムンクルスって言っているから、どんなのか興味はあったけど…。
触れる髪も本物みたいに、細くてふわふわしててくすぐったい。
(柔らかいし、あったかいし、ちゃんと成人男性らしく筋肉っぽい厚いところもあるし…)
『なんかさ、人間より優しくない?』
抱きしめられながら、ぷっと吹き出してしまう。
私を想って行動してくれる彼が、とてもホムンクルスになんか思えなくて。
手持無沙汰の両手を、彼の背中にそっと回した。
暫くその状態でいると、急に動き出す彼。
何かと見てみると、顔を近づけてくる。
急に何かと驚き、手で押さえて静止した。
『えっ…何しようとしたの?』
「なにって、…“キス”だが?」
『なんで、そうなる…っっ』
急にその行動に移す心理がわからず、問う。
人間らしいと思っていたが、そんな行為?も何故わかるのか…?
しようとする、のか?
焦りと恥ずかしさで、頬が熱くてたまらない。
嫌、ではない、はずだけど…。
「…恋人は、こうするんじゃないのか?」
と吃驚しながら聞いてくる。
『えっっ?恋人…?』
「え…っ?違う、のか?」