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【仲介人】
「よっ、妹紅」
「げっ……ナナシ……」
「げっ、はないだろ。それよりさ、ちょっと飲みに行かね?」
「別にいいけど……慧音は呼ばなくていいのか?」
「たまにはいいだろ?地底にいい店見つけたんだよ」
「はぁ……わかったよ」
………………
…………
……
…
「そいでさぁ、けーねがよぉ……」
私にとって、ナナシは気の合う飲み友達みたいなもんだ。
普段は私と慧音、ナナシで人里の飲み屋でよく飲み交わしている。
「うん、その話は少し前に聞いたよ。……それよりさ、伝えなくていいのか?」
「んぁ……何をだよぉ」
「アンタの気持ちをだよ」
「……………」
私も最近気付いたんだが、ナナシは慧音の事を好いているらしい。
「いつかは伝えるんだろ?」
「そうだけどよぉ……」
「そうだけど、何なんだ?」
「タイミングを掴めないというか、チャンスを逃しているというか……」
「はぁ……そんな事だろうと思ったよ。じゃあ、私が手伝ってやろうか?」
「本当か……マジで頼みます……」
.
その翌日
「なあ妹紅、たまには二人で飲みに行かないか?」
「…………」
またか……
「な、何か用事でもあったのか?なら無理にとは言わないが……」
「いや、大丈夫だよ。それでどこに行くの?ミスティアの所?」
「出来れば聞かれたくない相談もあるし……そうだな、ミスティアの屋台に行こうか」
………………
…………
……
…
「いらっしゃい、妹紅さんに慧音さん……あれっ?ナナシさんは今日いないんだ」
「まあ、二人で話したい時もあるんだ」
「ふぅん。それじゃあ、注文はいつもの通りでいいんだね?」
「ああ、よろしくたのむな。……それで?相談って」
「ああ、その……ナナシの事なんだが……」
……何故だろうか、昨日からナナシ絡みの事で振り回されている気がする……。
「もっ、妹紅?どうしたんだ、顔が引き攣ってるぞ」
「いや、気にするな。続けてくれ」
「その、ナナシが私の事を避けているような気がするんだ……」
あいつは女か!?好いている相手を避けるなんて……。
「それで、慧音はどうしたいんだ?」
「私の勘違いならそれでいいんだが、出来れば避けている理由が知りたいな」
「了解、明日またここで待っててくれ。無理にでも連れて来てやる」
.
―翌日―
ふむ、ナナシを引っ張り出したはいいが、どんな話をしているか気になるな……。
…………二人には悪いけど、近くで話を聞かせて貰うとするか。
『よ、よう。慧音』
『ナナシ、少し聞きたい事があるんだがいいか?』
『な……なんだ?』
『最近私の事を避けていないか?』
『いや、避けてるわけじゃなくてな…』
『じゃあ何なんだ?はっきり言ってくれないか……じゃないと辛いんだよ』
『慧音……?』
『恥を忍んで云うが……好きな相手に避けられるのは苦しいんだぞ!?』
あれっ?もしかして物凄い所を覗いてるんじゃ……
『ここ最近、私が話しかけようとするとすぐに立ち去るし、私と目が合うと視線をそらすし、二人で飲みに行こうと誘っても断るし……ナナシは私が嫌いなのか?』
『嫌いなわけないだろうが』
『えっ…………?』
そこからナナシは自分の思いの丈を慧音にぶつけていた。
避けていた理由もちゃんと話して……って、あんなもん最後まで見てられないって。見ているこっちが恥ずかしかったからな。
ナナシの告白の途中で引き上げたよ。
結果?そんなの聞かなくてもわかってるだろ?
END
あとがき→
.
喉の調子がすこぶる悪いくりゅです。
慧音甘夢だったよね?
今回は夢主でも相手でもないもこたんに語り手を任せてみたり。
黒鉄さん、リクエストありがとうございました。
「よっ、妹紅」
「げっ……ナナシ……」
「げっ、はないだろ。それよりさ、ちょっと飲みに行かね?」
「別にいいけど……慧音は呼ばなくていいのか?」
「たまにはいいだろ?地底にいい店見つけたんだよ」
「はぁ……わかったよ」
………………
…………
……
…
「そいでさぁ、けーねがよぉ……」
私にとって、ナナシは気の合う飲み友達みたいなもんだ。
普段は私と慧音、ナナシで人里の飲み屋でよく飲み交わしている。
「うん、その話は少し前に聞いたよ。……それよりさ、伝えなくていいのか?」
「んぁ……何をだよぉ」
「アンタの気持ちをだよ」
「……………」
私も最近気付いたんだが、ナナシは慧音の事を好いているらしい。
「いつかは伝えるんだろ?」
「そうだけどよぉ……」
「そうだけど、何なんだ?」
「タイミングを掴めないというか、チャンスを逃しているというか……」
「はぁ……そんな事だろうと思ったよ。じゃあ、私が手伝ってやろうか?」
「本当か……マジで頼みます……」
.
その翌日
「なあ妹紅、たまには二人で飲みに行かないか?」
「…………」
またか……
「な、何か用事でもあったのか?なら無理にとは言わないが……」
「いや、大丈夫だよ。それでどこに行くの?ミスティアの所?」
「出来れば聞かれたくない相談もあるし……そうだな、ミスティアの屋台に行こうか」
………………
…………
……
…
「いらっしゃい、妹紅さんに慧音さん……あれっ?ナナシさんは今日いないんだ」
「まあ、二人で話したい時もあるんだ」
「ふぅん。それじゃあ、注文はいつもの通りでいいんだね?」
「ああ、よろしくたのむな。……それで?相談って」
「ああ、その……ナナシの事なんだが……」
……何故だろうか、昨日からナナシ絡みの事で振り回されている気がする……。
「もっ、妹紅?どうしたんだ、顔が引き攣ってるぞ」
「いや、気にするな。続けてくれ」
「その、ナナシが私の事を避けているような気がするんだ……」
あいつは女か!?好いている相手を避けるなんて……。
「それで、慧音はどうしたいんだ?」
「私の勘違いならそれでいいんだが、出来れば避けている理由が知りたいな」
「了解、明日またここで待っててくれ。無理にでも連れて来てやる」
.
―翌日―
ふむ、ナナシを引っ張り出したはいいが、どんな話をしているか気になるな……。
…………二人には悪いけど、近くで話を聞かせて貰うとするか。
『よ、よう。慧音』
『ナナシ、少し聞きたい事があるんだがいいか?』
『な……なんだ?』
『最近私の事を避けていないか?』
『いや、避けてるわけじゃなくてな…』
『じゃあ何なんだ?はっきり言ってくれないか……じゃないと辛いんだよ』
『慧音……?』
『恥を忍んで云うが……好きな相手に避けられるのは苦しいんだぞ!?』
あれっ?もしかして物凄い所を覗いてるんじゃ……
『ここ最近、私が話しかけようとするとすぐに立ち去るし、私と目が合うと視線をそらすし、二人で飲みに行こうと誘っても断るし……ナナシは私が嫌いなのか?』
『嫌いなわけないだろうが』
『えっ…………?』
そこからナナシは自分の思いの丈を慧音にぶつけていた。
避けていた理由もちゃんと話して……って、あんなもん最後まで見てられないって。見ているこっちが恥ずかしかったからな。
ナナシの告白の途中で引き上げたよ。
結果?そんなの聞かなくてもわかってるだろ?
END
あとがき→
.
喉の調子がすこぶる悪いくりゅです。
慧音甘夢だったよね?
今回は夢主でも相手でもないもこたんに語り手を任せてみたり。
黒鉄さん、リクエストありがとうございました。