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【冬眠明けに】
「それじゃあ、ナナシ。少しの間、紫様の事を頼んだぞ」
藍さんが何だか博麗の所と西行寺のお嬢様に用があるらしく、その間俺が紫の面倒を見ることになった。
「つかね、あのあと一、二週間冬眠に付き合わされていたからさ、ちょっとぐらいはどうってこと無いよ」
「そう言ってもらえると助かるな。多分そろそろ起きる頃だから、起きたら何か作って貰えるか?」
「おう、頼まれた。と言っても藍さん程美味しく作れないけどな」
.
さて、藍さんも行ってしまい紫も起きてない。何とも暇な時間が訪れた。
「だからといって先に食事を作るのはな……」
ウンウン唸っていると、突然後ろの障子が開いた。
「らーんー……おなかすいた。なにかつくってぇ……」
「紫、起きたのか?」
「……あれっ?ナナシ?えっと、藍は何処に居るの?」
「ああ、藍さんなら博麗の所と西行寺のお嬢様の所に行ってるよ」
そう答えると紫は俺に抱き着いてきた。
「それじゃあ二人切りね?」
「……頼むから、冬眠に巻き込まないでくれ。それより、なにか食べるか?」
「えっ、ナナシが作ってくれるの?」
「藍さん程美味しくは無いけどな」
「ナナシが作ってくれたものなら美味しくに決まっているわよ」
真顔で言うな、照れるだろうが……
.
「ほら、出来たぞ」
「やっぱり美味しそうじゃない。それじゃあ、食べさせてくれる?」
「今回は自分で食べろ」
「ナナシのいぢわる……」
言いながらも紫は作ったものを食べてくれる。
「美味しいか?」
「やっぱり藍には及ばないわね。……でも美味しいわ」
「そうか、よかった……」
「けど、やっぱり食べさせて欲しかったわ」
その事を引っ張るな。
「そうだな……。ちょくちょくやると、羞恥心で爆発しそうだし……毎年冬眠前だけは食べさせてもいいか」
「本当!?だったら今から―――」
意気揚々と布団に潜り込もうとする紫。
「けど惰眠を貪るなら無しだな」
しかし、忠告を聞いて渋々と這い出てきた。
「むぅ……春眠暁を覚えずなのに…」
END
あとがき→
紫夢でした。
これも続き物として数えられるはず……
そして前を読んでいなくても読めるという。
少し短くてすみません!
糾様、リクエストありがとうございました。
地震で大変かもしれませんが、頑張って下さいね
くりゅでした。
「それじゃあ、ナナシ。少しの間、紫様の事を頼んだぞ」
藍さんが何だか博麗の所と西行寺のお嬢様に用があるらしく、その間俺が紫の面倒を見ることになった。
「つかね、あのあと一、二週間冬眠に付き合わされていたからさ、ちょっとぐらいはどうってこと無いよ」
「そう言ってもらえると助かるな。多分そろそろ起きる頃だから、起きたら何か作って貰えるか?」
「おう、頼まれた。と言っても藍さん程美味しく作れないけどな」
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さて、藍さんも行ってしまい紫も起きてない。何とも暇な時間が訪れた。
「だからといって先に食事を作るのはな……」
ウンウン唸っていると、突然後ろの障子が開いた。
「らーんー……おなかすいた。なにかつくってぇ……」
「紫、起きたのか?」
「……あれっ?ナナシ?えっと、藍は何処に居るの?」
「ああ、藍さんなら博麗の所と西行寺のお嬢様の所に行ってるよ」
そう答えると紫は俺に抱き着いてきた。
「それじゃあ二人切りね?」
「……頼むから、冬眠に巻き込まないでくれ。それより、なにか食べるか?」
「えっ、ナナシが作ってくれるの?」
「藍さん程美味しくは無いけどな」
「ナナシが作ってくれたものなら美味しくに決まっているわよ」
真顔で言うな、照れるだろうが……
.
「ほら、出来たぞ」
「やっぱり美味しそうじゃない。それじゃあ、食べさせてくれる?」
「今回は自分で食べろ」
「ナナシのいぢわる……」
言いながらも紫は作ったものを食べてくれる。
「美味しいか?」
「やっぱり藍には及ばないわね。……でも美味しいわ」
「そうか、よかった……」
「けど、やっぱり食べさせて欲しかったわ」
その事を引っ張るな。
「そうだな……。ちょくちょくやると、羞恥心で爆発しそうだし……毎年冬眠前だけは食べさせてもいいか」
「本当!?だったら今から―――」
意気揚々と布団に潜り込もうとする紫。
「けど惰眠を貪るなら無しだな」
しかし、忠告を聞いて渋々と這い出てきた。
「むぅ……春眠暁を覚えずなのに…」
END
あとがき→
紫夢でした。
これも続き物として数えられるはず……
そして前を読んでいなくても読めるという。
少し短くてすみません!
糾様、リクエストありがとうございました。
地震で大変かもしれませんが、頑張って下さいね
くりゅでした。