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【相容れない存在】
「はぁ…」
「ナナシ、冒頭から何溜め息ついてんの?」
「話、聞いてくれる?」
「いいけど、見返りは?」
くっ…さすが博麗の巫女。やっぱり、ただで行くとは思わなかった。
「じゃあ、冬場の簡易暖炉」
炎精の力を何に使ってんだ、とか言われそうだよ…
「言ってごらんなさいよ」
やれやれ、現金な巫女だ…
「単刀直入に話すよ。チルノは知ってるだろ?」
「ん? あぁ、あの氷精ね」
「俺、多分…いや確実にチルノに恋してる」
「そーなの、よかったわねー」
台詞が棒読みだぜ、こんにゃろう!!
「それが良くないんだよ…」
「何? あっちにもう相手がいるとか?」
「そうじゃなくて、相性的なのが…」
そこまで言うと、霊夢は俺が言いたい事を察したらしい。
「あー、つまりはナナシは炎精であっちは氷精ってことで悩んでいると」
「そうゆうこと。抱きしめたくても、それができないからさ…」
やばい…涙が出て来た。
「聞いてくれてありがと。じゃ、行くわ」
そう言って、博麗神社を後にした。
霧の湖の上を飛んでいるときだった。
チルノがやって来た。
「ナナシー、一緒に遊ぼー」
「悪い…今日はやめとく」
「そー言わないで、行こー?」
チルノが俺の手に触った瞬間、焼けた石に水を垂らしたような音がした。
「熱っ!!」
「だ、大丈夫? チルノ」
「へ、へーきよ! だってあたいはさいきょーだもん!」
そうこっちを見て笑うチルノの目には涙が溜まっていた。相当熱かったんだろう……。
「ほら、ルーミアとリグルも待ってるから。ね?」
「ほんと、ゴメン…!!」
痛いのを堪えているチルノを見るのに耐えられなくなった俺は、逃げるようにその場を離れた。
ほんと、どうすれば…
「ナナシ…あんたちょっとは待ちなさいよ…」
「れい…む?」
「全く、こっちも慈善事業じゃないんだから、探す方の身にもなりなさいよ…」
そう言った霊夢は、一枚のお札を手渡した。
「はい、これ」
「何、このお札」
「妖怪やら妖精の力を抑えるお札よ」
「ありがとう!!」
霊夢からお札を受け取り、再びチルノに会いに行こうとした瞬間に呼び止められた。
まぁ、理由はわかっているが…
「一週間、神社の掃除よろしくね」
だろうと思った…
「チルノー!」
再び、霧の湖の近くに向かう。
もちろん、思いを伝えるために。
「あっ、ナナシー。どこ行ってたの? 探したんだよ」
俺は何も言わず、チルノを抱きしめた。
「熱…くない?」
「チルノ、好きだよ。大好き」
「ふぇ? あたいもナナシのこと大好き!!」
きっと、チルノのことだ。
俺の好きは、友達として好きと言ってると思っているはず。
だから、優しくキスをした。
チルノには驚いた様子はない。
「俺の好きは友達としてじゃなく、女の子として好きって意味だよ?」
「知ってるよ。だってあたいは…」
「さいきょー、だから?」
「ううん、ナナシのかのじょだもん」
あとがき→
読んでいただき、ありがとうございます。
くりゅです。
チルノ夢でした。
あっ、炎の妖精と言っても松岡○造じゃありません。
そこだけはご理解を。
恭也様
少し短めです…申し訳ありません。
感想などありましたら雑談板までよろしくお願いします
「はぁ…」
「ナナシ、冒頭から何溜め息ついてんの?」
「話、聞いてくれる?」
「いいけど、見返りは?」
くっ…さすが博麗の巫女。やっぱり、ただで行くとは思わなかった。
「じゃあ、冬場の簡易暖炉」
炎精の力を何に使ってんだ、とか言われそうだよ…
「言ってごらんなさいよ」
やれやれ、現金な巫女だ…
「単刀直入に話すよ。チルノは知ってるだろ?」
「ん? あぁ、あの氷精ね」
「俺、多分…いや確実にチルノに恋してる」
「そーなの、よかったわねー」
台詞が棒読みだぜ、こんにゃろう!!
「それが良くないんだよ…」
「何? あっちにもう相手がいるとか?」
「そうじゃなくて、相性的なのが…」
そこまで言うと、霊夢は俺が言いたい事を察したらしい。
「あー、つまりはナナシは炎精であっちは氷精ってことで悩んでいると」
「そうゆうこと。抱きしめたくても、それができないからさ…」
やばい…涙が出て来た。
「聞いてくれてありがと。じゃ、行くわ」
そう言って、博麗神社を後にした。
霧の湖の上を飛んでいるときだった。
チルノがやって来た。
「ナナシー、一緒に遊ぼー」
「悪い…今日はやめとく」
「そー言わないで、行こー?」
チルノが俺の手に触った瞬間、焼けた石に水を垂らしたような音がした。
「熱っ!!」
「だ、大丈夫? チルノ」
「へ、へーきよ! だってあたいはさいきょーだもん!」
そうこっちを見て笑うチルノの目には涙が溜まっていた。相当熱かったんだろう……。
「ほら、ルーミアとリグルも待ってるから。ね?」
「ほんと、ゴメン…!!」
痛いのを堪えているチルノを見るのに耐えられなくなった俺は、逃げるようにその場を離れた。
ほんと、どうすれば…
「ナナシ…あんたちょっとは待ちなさいよ…」
「れい…む?」
「全く、こっちも慈善事業じゃないんだから、探す方の身にもなりなさいよ…」
そう言った霊夢は、一枚のお札を手渡した。
「はい、これ」
「何、このお札」
「妖怪やら妖精の力を抑えるお札よ」
「ありがとう!!」
霊夢からお札を受け取り、再びチルノに会いに行こうとした瞬間に呼び止められた。
まぁ、理由はわかっているが…
「一週間、神社の掃除よろしくね」
だろうと思った…
「チルノー!」
再び、霧の湖の近くに向かう。
もちろん、思いを伝えるために。
「あっ、ナナシー。どこ行ってたの? 探したんだよ」
俺は何も言わず、チルノを抱きしめた。
「熱…くない?」
「チルノ、好きだよ。大好き」
「ふぇ? あたいもナナシのこと大好き!!」
きっと、チルノのことだ。
俺の好きは、友達として好きと言ってると思っているはず。
だから、優しくキスをした。
チルノには驚いた様子はない。
「俺の好きは友達としてじゃなく、女の子として好きって意味だよ?」
「知ってるよ。だってあたいは…」
「さいきょー、だから?」
「ううん、ナナシのかのじょだもん」
あとがき→
読んでいただき、ありがとうございます。
くりゅです。
チルノ夢でした。
あっ、炎の妖精と言っても松岡○造じゃありません。
そこだけはご理解を。
恭也様
少し短めです…申し訳ありません。
感想などありましたら雑談板までよろしくお願いします