名無し様/宇髄天元
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はると名乗った女と天元は突如降り出した雨を凌ぐ為に偶然見つけた使われていない小屋を見つけた。
泣き出してからぐずぐずと中々立ち直れず、しかし自己肯定感はほぼ皆無で天元の気遣いを自分には勿体ない、それを受けるような人間じゃないと受け入れようとしないはるに面倒になってきた天元は強制的に抱き上げ小屋に連れ込み体が冷えないよう抱き締めて体温を分け合う。
それでも尚何が悲しいのか苦しいのか、いや生まれた時から当たり前だった生活が苦しくて逃げたが逃げた事実に自分の弱さ、誰よりも自分に失望しているのだろう。自己肯定感が雑草の背丈より低かろうが、どれだけ忍としての生き方が辛かろうが多少なりとも生き甲斐や誇りを感じた事はあるはずだ。でなければ自分のようにもっと早々に逃げ出すか死んでいる。
逃げた自分への失望、地獄の日々からの解放への喜び。はるはその真逆の感情に涙を流すしかないのだ。
「…」
何を言ったって無駄だろうなと諦めた天元はどうしようかと壁を見ながら考える。はるの涙が抱き締めている天元の隊服をしとしとと濡らしていく。
天元は徐に肩を掴み少し体を離して顔を覗き込む。はるは目を伏せたまま涙を流し長い睫毛に水滴がついている。
しっとりと濡れた桃色の唇をそっと奪う。
はるは思ったより無反応だ。
「慰めてやろうか」
「…私をですか」
「他に居ないだろ」
唇を離し言うと僅かだが流石に反応があった。拒否する様子はないのでもう一度唇を重ねゆっくりと角度を変え、唇を食む。隊服の上を脱ぎ床に敷きその上にはるを寝かせる。服の上から体を優しく撫でながら首に口付けを落とす。
「あ…」
「待て、演技しなくていい」
はるが驚いたように目を見開いた。
「じゃあ…どうしたらいいんですか」
「そのまま委ねとけばいいんだよ。これは任務じゃねえんだ」
首から鎖骨へ少しずつ下がり、衣服の合わせを緩め鎖骨と胸元に唇と舌を這わす。はるが小さくピクリと反応した。
「お前はもうくノ一じゃねえ。だから今までの生き方は忘れろ。自分は任務をこなすしか価値がないとか考えるな。そんな人間は存在しない。お前にはお前の価値、存在意義がある」
「…は、い」
「それと、情交ってのは男が女を好きなように犯す事じゃねえ。ただ子作りの為だけの行為でもねえ」
肌から唇を離し髪に指を通しながら頬に手を添え口付ける。
「情を交わすんだ。情ってのは色々あるが、今から愛情を教える。男に愛される喜びを教えてやる。お前は慰めて貰ってると思って身を委ねろ。いいな」
「…」
少し困惑したような不安げな表情のままはるはコクリと頷いた。
泣き出してからぐずぐずと中々立ち直れず、しかし自己肯定感はほぼ皆無で天元の気遣いを自分には勿体ない、それを受けるような人間じゃないと受け入れようとしないはるに面倒になってきた天元は強制的に抱き上げ小屋に連れ込み体が冷えないよう抱き締めて体温を分け合う。
それでも尚何が悲しいのか苦しいのか、いや生まれた時から当たり前だった生活が苦しくて逃げたが逃げた事実に自分の弱さ、誰よりも自分に失望しているのだろう。自己肯定感が雑草の背丈より低かろうが、どれだけ忍としての生き方が辛かろうが多少なりとも生き甲斐や誇りを感じた事はあるはずだ。でなければ自分のようにもっと早々に逃げ出すか死んでいる。
逃げた自分への失望、地獄の日々からの解放への喜び。はるはその真逆の感情に涙を流すしかないのだ。
「…」
何を言ったって無駄だろうなと諦めた天元はどうしようかと壁を見ながら考える。はるの涙が抱き締めている天元の隊服をしとしとと濡らしていく。
天元は徐に肩を掴み少し体を離して顔を覗き込む。はるは目を伏せたまま涙を流し長い睫毛に水滴がついている。
しっとりと濡れた桃色の唇をそっと奪う。
はるは思ったより無反応だ。
「慰めてやろうか」
「…私をですか」
「他に居ないだろ」
唇を離し言うと僅かだが流石に反応があった。拒否する様子はないのでもう一度唇を重ねゆっくりと角度を変え、唇を食む。隊服の上を脱ぎ床に敷きその上にはるを寝かせる。服の上から体を優しく撫でながら首に口付けを落とす。
「あ…」
「待て、演技しなくていい」
はるが驚いたように目を見開いた。
「じゃあ…どうしたらいいんですか」
「そのまま委ねとけばいいんだよ。これは任務じゃねえんだ」
首から鎖骨へ少しずつ下がり、衣服の合わせを緩め鎖骨と胸元に唇と舌を這わす。はるが小さくピクリと反応した。
「お前はもうくノ一じゃねえ。だから今までの生き方は忘れろ。自分は任務をこなすしか価値がないとか考えるな。そんな人間は存在しない。お前にはお前の価値、存在意義がある」
「…は、い」
「それと、情交ってのは男が女を好きなように犯す事じゃねえ。ただ子作りの為だけの行為でもねえ」
肌から唇を離し髪に指を通しながら頬に手を添え口付ける。
「情を交わすんだ。情ってのは色々あるが、今から愛情を教える。男に愛される喜びを教えてやる。お前は慰めて貰ってると思って身を委ねろ。いいな」
「…」
少し困惑したような不安げな表情のままはるはコクリと頷いた。