太陽の様な貴方に忠誠を。短編集
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月明かりに照らされ、皆が寝静まろうとする頃
海を眺めている狼の姿があった
「ねぇ、クロウ?
あなた、夜、女子部屋に来ないけれど
一体どこで寝てるの?」
「そうね、私も気になるわ」
ナミとロビンは不思議そうに聞く
『外だ』
「風邪引いちゃうわよ!?」
「そうよ、部屋があるのに!」
あっけらかんと答えるクロウに二人は驚く
『寝れないんだ。
僕の周りから人がいなくなっていくような気がして
魘される時もある、
それがナミ達の迷惑になってしまっては困る...
それに、月を見ていると
両親の温もりを思い出して安心出来るんだ
檻の中からは少しの光しか見えなかったから
情けないな...でも、安心してくれ
慣れたから戦いに支障はないから...』
クロウが話終わる前にナミが怒る
「なんで相談しなかったの!?
そりゃ、あんたなら狼の姿になれば
風邪なんてひかないと思うわ!でも!!
私達はあなたを迷惑だと思ったこと
1度もないわ!!」
ナミは悲しそうな顔をして怒っている
「どうやったら睡眠をとることが
できるとかは分からないの?」
ロビンがクロウに問う
『あの日以降寝れなくなってしまったが、
皆が僕の周りでお昼寝しているとき...
安心して、とても暖かくて、眠たくなる
皆が気持ち良さそうに寝ているのをみて
安心出来るんだ...』
クロウは少し躊躇いながら話す
「あら、じゃあ今度から一緒に寝ましょう?」
「良いわね!そうしましょう!!」
二人は嬉しそうに笑う
『え?いや、僕は...』
「決定よ!はい、行きましょ!」
そう言い、ナミに連れられて部屋へ
「なんか妹が出来たみたいだわ」
「ほんとね」
二人なぜか楽しそうだ
『...君達は本当に優しすぎる...』
クロウも嬉しそうにしている
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