太陽の様な貴方に忠誠を。Ⅱ
お好きなお名前をご入力ください。
主人公設定太陽の様な笑顔で麦わら帽子がよく似合う彼のことが大好きな主人公になります。
恋愛的要素はあまり出てこないかも知れないです...
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「“神”がいるのか!!?
-絶対に足を踏み入れちゃならない場所-
に...!!!」
ルフィはコニスの言葉を復唱し、驚く
「はい、ここは“神の国”ですから
全能の神“神・エネル”によって
治められているのです」
「...」
コニスはルフィに危険だと釘を指す
ギクゥッ!!
「ハッ!!!」
コニスの言葉に
口を開けたまま反応しないルフィに対し、
ウソップは嫌な予感を察する
「おい、ルフィ!!!
てめェ今、何考えてる!!?話をよく聞けよ!!?
足を踏み入れちゃならないっていうのは
絶対にそこに入っちゃならないって
意味なんだぞ!!?ルフィ!!?」
「あーそ~~...
入っちゃいけねェ場所があるのか」
ウソップはルフィに掴みかかるが
ルフィはにこにこと笑っている
「そうか...絶対に入っちゃいけねェ場所かァ...」
ルフィは嬉しそうにそう呟く
「「「(絶対入る気だ...)」」」
ルフィのその様子を見て
ウソップ、サンジ、ゾロの三人は同じ心境だった
『...』
一方、クロウは少し神妙な顔付きで
ナミがいた海岸の方向を見ている
「ん?でも、神様なら
入っちゃいけねェとことか入っても
許してくれるんじゃねェのか?優しいだろ?」
ルフィはふと気になったようでコニスに問う
「いえ...でも、
神の決めた事を破るのは神への冒涜ですし...」
「...そうか、まぁいいやどっちでも」
コニスの答えにあっけらかんと答えるルフィ
「(許されなくても入るつもりだからだ...)」
チョッパーはそんなルフィを見て
開いた口が閉じなくなっている
「おし!!とにかくナミを探しに行こう!!
あ、でも、ちょっとまて
これ、食ったらな」
そんな悠長なことを言い、
食べ物を口に運ぶルフィ
パクパク
「そんな悠長な事言ってる間に
ナミさんの身に何か起きたら、どうすんだお前...
おいとけ、すぐ戻ってくるんだから」
サンジはものを食べる手を止めるように注意する
クイッ...
『サンジ、僕が先にナミの様子を見てこよう
新しい技の試しもしたいし』
クロウがサンジの服を少し引き、そう伝える
「クロウちゃん...」
『なぁ、ルフィ良いだろう?』
でも...と渋るサンジに対し、
ルフィに確認をとるクロウ
「おう!頼んだ!クロウ!」
「...ですけど...彼女が本当に
そこへ向かったかどうかも分かりませんし
くれぐれも無茶だけはなさらないで下さい...!!
“神・エネル”の怒りにふれては
本当に大変なことに...」
コニスは本当に心配してくれているようで
必死にルフィ達に注意してくれている
グッ...
『大丈夫だ、
僕らは“自称・神”になんて負けないから』
クロウはテラスの手摺に立って
そう言い、コニスに向かって微笑む
スッ...
『“Wasser ヴァッサー”』
クロウは左手を出し、そう呟くと
テラスから空中へとジャンプする
タンッ...!!
「...!!クロウちゃん!?」
「おいっ!!何やってんだあいつ!?」
サンジとウソップはその様子に驚き、声をあげる
他の皆も急いでテラスの下を覗く
バッ!!
『“Flügel フリューゲル”』
すると、下からクロウの声がする
シュンッ...
バサァッ...!!
なんと、クロウは水で出来た
大きな翼を生やして、空中を飛んでいたのだ
そして、そのままナミの方へと飛んでいった
「クロウいいな~俺もやってみてェ!!」
「本物の天使みたいだ...」
ルフィとサンジは飛んでいくクロウを見て
それぞれ思ったことを口に出す
「あぁ、そうだ
さっきからあなた方がおっしゃっている
古いウェイバー
よろしかったら私、見ておきましょうか?
直せるものなら直しますし」
パガヤが先程のクロウ達の会話を
思いだし、提案する
「あ、父は“貝船”のエンジニアなんです」
コニスもパガヤをそう説明する
「本当か!?頼む!!!」
ルフィはエビを頬張りながら嬉しそうにしている
バサァッ...バサァッ...
『んー...初めてにしては中々安定感があるな
これは空の移動手段に最適だ。
なるべく早くナミの元へ行かなきゃな』
その頃クロウは
大きな翼を羽ばたかせながら
空中を優雅に飛び、ナミのもとへと急いでいた