太陽の様な貴方に忠誠を。Ⅱ
お好きなお名前をご入力ください。
主人公設定太陽の様な笑顔で麦わら帽子がよく似合う彼のことが大好きな主人公になります。
恋愛的要素はあまり出てこないかも知れないです...
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ザザーン...
「う~~ん!
ここなら海軍も追ってこないし羽を伸ばせる~!
ビーチなんて久しぶりっ」
ナミは雲のビーチのような場所で
嬉しそうに腕を伸ばしている
「港ばっかとまってたからなァ!」
「これがビーチか...!」
ルフィはヤシの木のようなところに足を絡ませ、
チョッパーは浜辺にゴロゴロと寝そべっている
「こりゃまた不可解な花も咲いてんな
この花も風船だろうか...」
サンジはビーチに咲いている花に目をやる
「あーこちら船長
楽しすぎて何から始めたらいいか分かりません
ドーゾ」
「こちらウソップ
ひとまずここでのんびりしねェか?」
「のんびりか...いいな!却下!!」
『却下ってダメな方だぞルフィ...
君が言いたいのは許可だ...』
ルフィが登っている木の下で会話をする
ウソップとクロウ
「お?何だ?変な実がなってるぞ!」
ルフィは木の上に実を見つけ、取る
ガキィンッ!!
「ハガッ!!」
ルフィはその実にかじりつくが...
ゴンゴンッ!!
「何ら...これ...」
全くもって歯が立たず、物凄く硬い物の様だ
「おい!ウソップ!木の実やるよ!」
ルフィはそう言うとその硬い実をウソップに投げる
ボコ!!
「いてェな!てめぇ!!よし!そこで待ってろ!」
ウソップの頭に見事命中し、ウソップは怒っている
ヒョイッ...
『んーこういうのは食べ方があるのでは...』
ルフィが落とした実を見つめ考えるクロウ
「ねぇチョッパー、あれ見てなんだろ?」
「ん?」
ナミはチョッパーに
少し離れた屋根のある場所を指差す
「ナミさ~~ん!!お花~~!」
サンジは先程の花を摘んだのか、
花をもってナミのもとへ走っている
「本当に雲か!?これが」
ゾロは船から降り、雲の海に疑問を抱いている
ポフッ!!
「わっ!この椅子雲で出来てる!
やっぱり雲で造形する技術があるのかしら」
「うおっ!
でも、ふかふか雲とは別だな...まふってしてるぞ」
ナミとチョッパーは雲で出来ている椅子に腰かける
ポロロロロロン♪ポロン♪
「ん?何の音だ?」
ルフィは音のなる方に耳をすます
スタスタ...
スー!スー!
『ん?どうした?』
クロウのもとに白い狐の様な動物がが歩いてくる
「おい!あそこに誰かいるぞ!!」
サンジがビーチの奥の方にある
丘のようになっている場所を指差す
「またゲリラか...!?」
「クロウ...!あ、笛は!?」
サンジの言葉にルフィとナミは驚く
「待て!違う!!天使だ!」
サンジは叫ぶ
「天使!?」
その声に一味の皆がその女性へと視線を向ける
ポロロロロロン♪ポロン...
「...へそ!!」
女性は楽器を鳴らしている手を止め
こちらを向いて笑った
「あ!?」
ルフィはガーンとテンションが下がっている様だ
「青海からいらしたんですか?」
女性は一味の方へと歩いてくる
「...下から飛んできたんだ」
『君はここの住人か?』
ルフィが答え、クロウが質問をする
「はい、住人です。
ここは“スカイピア”のエンジェルビーチ
ふふっ...それ、コナッシュ飲みたいんですか?」
彼女は質問に答えると
ルフィが持っている先程の硬い実を見る
「ん?」
「上の皮は鉄のように硬いから噛んでもダメですよ
これは裏から」
彼女はルフィから実を受けとると
ナイフでその実にナイフで穴を空け始めた
サクッ...
グググ
キュッ
ストンッ
そして、その穴にストローを差し
「はい、どうぞ」
ルフィに渡す
『...なるほど、そうやって食すのだな』
クロウは彼女の真似をして実を空けていく
「私はコニス
そして、あなたのとこにいるのは雲ギツネのスー」
女性は自身とクロウのところにいる
白い動物の紹介をした
「んーめえええ!!やばうま!」
「何!?そんなにか!?おれもおれも!」
「クロウ!これも空けてくれ!」
ルフィ、ウソップ、チョッパーの三人は
コナッシュを飲み、騒いでいる
「何かお困りでしたら力にならせてください」
コニスはそう言うとスーを呼び、抱き抱える
「あぁ、それが君の視線で心に火傷を...ぁぁぁ」
「邪魔」
サンジがコニスに言い終わる前に
ナミがサンジの頬を引っ張ってしまう
「知りたいことがが沢山あるのよ
とにかく、私達にとってここは
不思議なことだらけで...」
「はい、何でも聞いてください」
ナミに笑顔で応えるコニス
ザザザザ...
『ルフィ、海から何かが来る...』
「ナメクジだ!」
クロウがこちら側に向かってくる人影を見つめる
ザザザァ...!
「あ、父です」
コニスはその人影を見て言う
「コニスさん、へそ!」
「ええ、へそ!父!」
笑顔で会話もしている
「いや、なにいってんだおめぇら...」
『変わった言語か何かなのか?』
聞き慣れない単語で混乱しているルフィとクロウ
ザザザァ...!!
「あれは何!?あの乗り物!」
「よく見りゃかっこいいな!あれ!」
ナミとウソップは
コニスの父が乗っている乗り物が気になるようだ
「あ...“ウェイバー”のことですか?」
コニスは二人に問い掛ける
パサァッ...!!
パスンッ...
「はい、すみません
止まりますよ」
コニスの父がビーチの近くまで来た
ツルンッ!!
ザザザザ
ガン!!
「あ」
「あァ...」
コニスの父が上手く停止出来ずに
滑って木にぶつかってしまったのを
ルフィとゾロは見てしまう
「みなさん、お怪我は無いですか...」
「おめぇがどうだよ!」
ヨロリ...と立ち上がろうとするコニスの父にゾロが叫ぶ
スッ...
『...君が大丈夫か?』
クロウはコニスの父に手を差し出している
ズズズ...
「ねぇルフィ!あんた
“ああいう”の海底から持って来なかった!?」
「あぁ、持ってきたな」
コナッシュを飲み続けるルフィにナミが聞く
「あれが“ウェイバー”だったんだ...!
ノーランドの日誌で読んだ
“風が無くても”走る船!!」
ナミはその乗り物を見て何か気付いた様だ
「あぁ、ありがとうございます...
お友達ですか?コニスさん」
コニスの父はクロウに手伝ってもらい
立ちあがり、コニスに問う
「えぇ、今知り合ったんです父上
青海からいらしたそうで」
「そうですか、それは
色々戸惑うことばかりでしょう...
ここは“白々海”ですみません」
コニスの応えに父は一味に話しかける
「え!?いやそんな」
「申し遅れましたが、私の名は
「パガヤ」ですみません」
「いやいや、こちらこそ」
口癖なのか、謝るパガヤに戸惑うウソップ
「そうだ、丁度良い
今、漁に出ていたのですが
“白々海”きっての美味中の美味!
“スカイロブスター”など捕れましてね
家にいらっしゃいませんか?
“空の幸”をご馳走しましよう」
パガヤは背負っていた籠から海老を見せて言う
「良いのか!?行く行く!」
「空島料理か!おれも手伝わせてくれ!」
ルフィ、サンジ、ウソップは乗り気の様だ
「その前に聞いて良い?
“これ”どんな仕組みなの?
風を受ける帆もないし...漕いでいた訳でもない...
何で海を走ってたの?」
『僕も気になるな...』
ナミとクロウはパガヤが乗っていたウェイバーを
不思議そうに見つめている
「...まぁ“ダイアル”をご存知無いのですか?」
「『“ダイアル”?』」
コニスの言葉に理解不能な二人は首をかしげる