太陽の様な貴方に忠誠を。Ⅱ
お好きなお名前をご入力ください。
主人公設定太陽の様な笑顔で麦わら帽子がよく似合う彼のことが大好きな主人公になります。
恋愛的要素はあまり出てこないかも知れないです...
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スゥゥ...
ナミ達を覆っていた水の膜の様なものと、
弓は消えていく
『君は僕達を助けに来ようとしていた、
という解釈でいいかな?』
クロウは空の騎士と名乗る男に聞く
「あぁ、そうだ。不要の様だったが...」
男はクロウを見て答える
『そうか、礼を言う』
「いや、サービスだ」
「何なのよ...一体!!あいつは何者だったの!?
それに何よあんた達!だらしない!
3人がかりでやられちゃうなんて!!
クロウなんて一人で私達を守ってくれたのに!」
ナミは倒れているルフィ、ゾロ、サンジに怒鳴る
「いや、全く...不甲斐ねェ...」
「なんか体が...うまく動かねェ...」
サンジとゾロは起き上がり言う
『きっと、空気が薄いせいだ、そのうち慣れる』
「そう言えば、クロウ
そんなこと言ってたものね」
クロウが言うとナミは先程の言葉を思い出す
「おぬしら青海人か?」
「なにそれ...そうだ、あなたは誰?」
「我輩“空の騎士”である
青海人とは雲下に住むものの総称だ
...つまり、青い海から登ってきたのか?」
男はナミの問いに答えつつ質問する
「...うん、そうだ」
「ならば仕方あるまい...
ここは“青海”より7000m上空の“白海”
さらにこの上層の“白々海”に至っては
一万mに及んでいる
通常の青海人では体が保つまい...
このお嬢さんは特別みたいだが...」
男はそう言いクロウを見る
「おっし!!だんだん慣れてきた!」
「そうだな、さっきより大分マシになった」
ルフィとゾロは起き上がる
『だろ?慣れてくる』
起き上がる二人に言うクロウ
「イヤイヤイヤ、ありえん...」
男は驚きつつツッコむ
「それより、さっきのやつ
海の上を走ってたのは何でなんだ?」
チョッパーが不思議そうにしている
「まぁまぁ、待て...質問は山程あるであろうが
...まず、ビジネスの話をしようじゃないか
我輩、フリーの傭兵である
ここは危険が多い海だ
空の戦いを知らぬものなら
さっきのようなゲリラに狙われ
空魚のエサになるのが落ちだ
1ホイッスル500万エクストルで助けてやろう」
男は一味に話す
「「『......?』」」
「何いってんだ?おっさん」
一味は首をかしげる
「ぬ!?
バカな...格安であろうが...!
これ以上は1エクストルもまからんぞ!
我輩とて生活があるのだから!!」
「だから、そのエクストルってなんだよ
ホイッスルがどうってのも...」
男の言葉にサンジは疑問を投げかける
「...!おぬしら...ハイウエストの頂から
ここへ来たんじゃないのか?
ならば島を一つ二つ通ったろう?」
「だから何いってんだおっさん?」
男の言葉に訳が分からないと言う顔をする一味
「ちょっと待って!
他にもこの“空の海”へ来る方法があったの!?
...それに島が一つ二つって...
空島っていくつもあるものなの!?」
ナミは男に質問をする
「...なんと!!あの“バケモノ海流”に乗ってここへ!?
まだそんな度胸の持ち主がおったか...」
「『?』」
ルフィとクロウは首をかしげる
「普通のルートじゃないんだ...やっぱり...」
ナミは男の発言に泣いている
「着いたからいいじゃねェか」
『ちゃんと着いたからいいじゃないか』
「死ぬ思いだったじゃないのよ!
じっくり情報を集めてればもっと安全に...!!」
ナミは二人の肩を掴み、怒鳴る
「一人でも船員を欠いたか?」
「いや、全員で来た」
「...他のルートではそうはいかん...
100人で空を目指し何人かが到達する
誰かが生き残る、そういう賭けだ
...だが、“突き上げる海流”は
“全員死ぬ”か、“全員到達する”か、それだけだ
0か100の賭けが出来る者達はそうはおらん
近年では特にな...
度胸と実力を備える、
なかなかの航海者達と見受けた
1ホイッスルとは
一度この笛を吹き鳴らすこと」
そう言うと男は笛を一つ投げる
カラン...!!
「さすれば我輩、天よりおぬしらを助けに参上する
本来はそれで空の通貨500万エクストル頂戴するが
1ホイッスルおぬしらにプレゼントしよう!!
その笛でいつでも我輩を呼ぶと良い!!」
バサッ...
男はそう言い、帰ろうとする
『待て、名を聞いてない』
クロウが呼び止める
「我が名は“空の騎士”ガン・フォール!!」
ピエー!!
『そうか、君はピエールと言うのだな』
クロウは男の隣にいる鳥を撫でる
「言い忘れたが我が相棒ピエールは鳥にして
“ウマウマの実”の能力者!!
つまり!翼を持った馬になる!!」
男がそう言うとピエールは馬へと変化していき
男はピエールに跨がる
バサッ...!!
「うそ...!!素敵!ペガサス!?」
ナミは感激している
「そう!ペガサス!!」
男は自慢げに言う
『すごいじゃないかピエール!』
何故かクロウも嬉しそうだ
ピエー!!
「勇者達に幸運あれ!」
男はそう言うとピエールと共に
空へと飛んでいってしまった
「結局何も教えてくれなかったわ...」
「...そうだ...ほんと何も...」
ロビンの言葉に同感するウソップ
『なぁ!ルフィ!チョッパー!
僕も水で翼を形成してみたいのだが...
出来るだろうか...!』
「おぉ!!出来たら乗せてくれ!」
「おれにも生やせるようになるか!?」
クロウ、ルフィ、チョッパーは
違うことで頭がいっぱいのようだ―