太陽の様な貴方に忠誠を。Ⅱ
お好きなお名前をご入力ください。
主人公設定太陽の様な笑顔で麦わら帽子がよく似合う彼のことが大好きな主人公になります。
恋愛的要素はあまり出てこないかも知れないです...
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ザザーン...
『ゾロ!斬らなくても良いじゃないか!』
クロウはヘビを撫でながら言う
『君達、早く戻ると良い。
この緑頭に傷つけられてしまう...』
クロウがそう言うと
巨大なタコとヘビは静かに雲の中へと入っていく
ズズズズ...
『全く、君は野蛮だ...』
「誰が野蛮だ!!」
クロウがため息をつきながら言うと
ゾロはそれに食いつく
「あのタコ風船みたいだったなァ...」
「雲の中に生物がいるなんて...」
「やはり、ここは“雲”というより
“海”と考えた方が良さそうね...」
ルフィ、ナミ、ロビンは海を見つめながら呟く
「ぎゃぁぁぁ!!」
先程まで倒れていたウソップが急に叫び出した
「うるっせェな!ウソップ!!
今度はなんだ!!」
叫ぶウソップに痺れを切らしたのかサンジが言う
「ズボンの中に...何かいた...!!」
ウソップは目に涙を浮かべながら
変わった魚のような生物を見せる
ピチッ...ピチッ
ドサッ!!ガクンッ...
「空島コワイ...空島コワイ...」
ウソップはそう言いながら倒れてしまった
「ウソップー!!」
チョッパーが駆け寄る
「厄日ね...」
ロビンがウソップを見て言う
『ロビン、これが“空魚”じゃないか?』
クロウは両手でその生物を掴みロビンを呼ぶ
「そうね...ノーランドの日誌にあった“奇妙な魚”
おそらく、海底の無いこの“空の海”に対して
生き残るために色々な形で
進化を遂げたんじゃないかしら...」
ロビンはクロウの方へと歩いて行き
二人で観察している
「それで風船になったり、平たくなったりか?」
「より軽くなるためね...地上の海の水より浮力が弱いのよここは...」
ゾロの問いに答えるロビン
スッ
『ナミ、ここ触ってみてくれ、羽毛みたいだ』
クロウが鱗の部分を指差している
「ほんとだわ...それにしても本当に変ね...
“肉食”っぽい口も変...」
ナミは魚の口に違和感があるようだ
「飼って良いのか?」
『んーでも、普通の水槽じゃ生きていけないよな...
帰してあげよう...』
「そうだな...」
チョッパーとクロウは魚を海へと帰す
ポチャンッ...
「ちょっと!?まだ検証中でしょ!」
ナミは二人に向かって叫ぶ
『あ...すまない...』
「苦しそうにしてたから...」
二人はナミに怒られ落ち込んでいる
しばらくしてチョッパーは望遠鏡を覗く
「空島はどこだ?......お!船!
おーい!みんな!船と......人...?」
チョッパーはなにかを見つけ皆へ声をかける
ズンッ...!!
「え...わっ...え...!?」
チョッパーが見たのは爆発する船と
こちらに向かってくる者だった
ガチャンッ!!
「わぁっ!」
チョッパーは驚きのあまり
望遠鏡を落とし、ガタガタと震えている
「チョッパー船か?船がいるのか?」
「いや...うん...いたんだけど...
船は“もう”いなくて!!」
「なんだよ」
「そこから牛が四角く雲を走ってこっちに来るから
大変だ~~!!」
「わかんねェ落ち着け!」
焦るチョッパーにゾロは言う
「何だっつうんだ...」
サンジはチョッパーが見ていた方を見る
ザザザァァ!!
「!?人だ!!人が来る!!
雲の上を走ってるぞ!!」
バシュッ!!
「おい止まれ!何のようだ!!」
サンジが船へと飛び乗ろうとする男に叫ぶ
「排除する...」
仮面の男はそう呟いた
「...やる気らしい...」
「上等だ...」
チャキ...
「何だ何だ?」
『...“Wasser-ヴァッサー-”』
サンジ、ゾロ、ルフィは戦闘体勢に入り、
クロウは左手を出し、その手には水を纏っている
バキッ!!
「ヴ!?」
サンジは攻撃しようとしていた足を蹴られ
ドスッ!!
「ぐはっ!!」
ゾロは剣を持つ腕を蹴られ
ガンッ!!
「ブヘッ!!」
ルフィは頭を床に蹴りつけられた
『“Schild-シルト-”』
クロウがそう呟くと
ナミ、ウソップ、チョッパー、ロビンの周りに
水で形成されたドームのようなものが出来る
スゥ...
ダンッ!!
仮面をつけた男はそれを見ると空へと飛躍した
『ッチ...“Pfeil-プファイル-”』
クロウが手に纏っていた水がみるみるうちに
弓と矢へと形を変化していく
それを男へと向け、矢を放つ
ヒュッ...
ボフンッ!!
仮面の男は下へと落ちて行く
キュインッ!!
ガシャンッ!!
鎧を着た男がやって来た
「何!?今度は誰!?」
ナミは叫ぶ
「少々出遅れたようだな...
ウーム我輩、“空の騎士”!!」
ピエー!!
鎧の男と変な鳥のような生き物が言う