太陽の様な貴方に忠誠を。Ⅱ
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主人公設定太陽の様な笑顔で麦わら帽子がよく似合う彼のことが大好きな主人公になります。
恋愛的要素はあまり出てこないかも知れないです...
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「うわぁぁぁぁ!!!」
「ぎゃぁぁぁぁ!!!」
麦わらの一味は“突き上げる海流”に
よって空へと突き上げられて行く
ビリ...ビリビリ...
「...」
一方クリケットは煙草を吸いながら
“突き上げる海流”を眺めていた
ゴオォォォォ...
「うわぁぁ!!」
「やべぇ!船がひっくり返る!!」
「こらえろ!振り落とされるな!」
マシラ達の船も大きく揺れる
「「行けよ!“空島”!!」」
二人は空へと突き上げられて行く海を見つめて叫ぶ
ドオォォォ...
「うわぁぁ!ど...どうなってんだこりゃ!!」
「水柱の上を船が垂直に走ってるぞ!」
「うほ~!!面白れ~!どうなってんだこれ!?」
『これが“突き上げる海流”...!
何か生かせるかもしれない...!!』
ウソップが叫びまくるなか、
約二名はなにやら楽しそうだ
「...風!?」
ナミは何かを感じ取ったみたいだ
『ルフィ!これで空島までいけるな!』
「おう!!行けェ~~メリー!!!」
クロウとルフィは満面の笑みを浮かべている
「ちょっと待った...
そう、ウマイ話でもなさそうだぞ...!!」
サンジは冷や汗をかいている
「どうした?」
「忘れ物でもしたのか?」
ウソップとルフィは聞き返す
「船体が浮き始めてる!!」
「え!?」
「このままじゃ弾き飛ばされるのがオチだぞ!」
サンジは焦ったように声を荒らげる
「ぁぁ!!なんだあれ!!」
チョッパーが前方を指差して言う
「海王類!!さっき渦に飲み込まれたやつだ!」
前方から海王類が降ってくるのだ
ギャアアォォ!!
海王類は弾き飛ばされ下へと落ちて行く
「見ろ!おれ達だってあぁなるのは時間の問題だ」
サンジは落ちて行く海王類を見て言う
『僕が波を動かしてみようか...
でも、この規模のものを動かすとなると...
もしかしたら“空島”への岐路が
ずれてしまうという可能性が大きすぎる...!!
だか、やってみる価値は...』
クロウがそう言い右手を出そうとすると...
「クロウ待って!!
帆を張って!今すぐ!!」
ナミが制止をかけ、皆に叫ぶ
クロウは右手を退く
「え!?」
ウソップはナミが何を言い出したのか
訳がわからないといった顔をする
「これは“海”よ!ただの水柱なんかじゃない!!
立ち昇る“海流”なの!!」
「...??」
「そして下から吹く風は
地熱と蒸気の爆発によって生まれた
“上昇気流”!!」
「?」「??」
「相手が風と海なら“航海”してみせる!
この船の“航海士”は誰!?」
ナミは自信満々に問う
『...成る程...流石ナミだ』
クロウはナミの顔を見て微笑む
「んナミさんですっ!!」
サンジは相変わらず目をハートにさせている
ウォォォ!!
「右舷から風を受けて舵はとり舵!
船体を海流に合わせて!!」
ナミはテキパキと指示を出して行く
「イエッサー!」
皆、ドタバタと急ぎ動いていく
「わあっヤバイぞ!自ら船が離れそうだ!」
「落ちるー!落ちるぞナミ!何とかしろ!?」
チョッパーとウソップはナミを急かす
「ううん!いける!!」
ナミがそういった瞬間...
「え!?飛んだァ!?」
船体が浮き上がり、海流を昇っているのだ
「すげェ船が空を飛んだ!!」
「マジか!?」
「...」
「うおおお」
「へぇ...」
「ナミさん素敵だァ!!❤️」
「やった...」
ナミはホッとしている
『最高の航海士だな...ナミは』
「当たり前でしょ?」
感心しているクロウに自慢気に笑うナミ
「この風と海流さえ掴めば
どこまででも昇って行けるわ!!」
ナミは海流を見つめ、言う
「おいナミ!もう着くのか!?空島!!」
「あるとすればあの雲の上よ」
ルフィの質問に海流が向かう先にある雲を指す
「雲の上か!
あの上に一体何があるんだ...!!」
『楽しみだなルフィ!』
「おう!!」
空を見上げ“空島”への思いを
馳せるクロウとルフィ
ゴオォォォォ!!
「“積帝雲”に突っ込むぞォ~~!!」
「うおおおおォー!」
一味は黒く大きな雲へと進んで行く―