太陽の様な貴方に忠誠を。Ⅱ
お好きなお名前をご入力ください。
主人公設定太陽の様な笑顔で麦わら帽子がよく似合う彼のことが大好きな主人公になります。
恋愛的要素はあまり出てこないかも知れないです...
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ザバァッ!!
ギャアアォォオォォ
海王類が水面から顔を出す
ギゴッ...
「『...?』」
ルフィとクロウはその様子を見つめ
「「「...!!」」」
ナミ、ウソップ、チョッパーは肩を抱き震えている
ゴォォォオォォ
ブクブク...
海王類は渦の中心に巻き込まれてしまった
「...」
「じゃあおめェら!!
あとは自力で何とか頑張れよ~!!」
マシラ達は手を振り、叫ぶ
「あぁ!送ってくれてありがとな~!!」
『君達も気を付けて帰るんだぞ~』
ルフィとクロウは手を振り返している
「待てェ~!!!
もう!勘弁してくれェ!!恐ェつっうんだよ!
帰らせてくれコノヤロー!!
即死じゃねェか!!こんなもん!!」
「ああああぁぁ!!」
ジョ~!!
「こんな大渦の話なんて聞いてないわよ!?
サギよー!!サギ~!!」
ウソップ、チョッパー、ナミの3人と
サウスバードは泣き叫ぶ
ゴゴゴォォォ!!
「うわぁぁ!“夜”になったぁぁ!!
渦にどんどん吸い寄せられるぞォォ!」
一瞬のうちに周りが暗くなり“夜”になる
「引き返そうルフィ!今ならまだ間に合う!
見りゃ分かるだろ!?
この渦だけで充分死んじまうんだよ!!
“空島”なんて夢のまた夢だ!!」
「夢のまた夢...!!そうだよな」
「そうよ!!ルフィ!
私もやっぱり無理だと思うわ!」
ウソップとナミは必死でルフィを引き留める
「“夢のまた夢の島”!!
こんな大冒険逃したら一生後悔すんぞ!?」
『そうだぞ、ウソップとナミ!
引き返すだなんて勿体ない!!!』
ルフィとクロウは満面の笑みで
ウソップとナミを見る
「「(た...!楽しそ~~...!)」」
ウソップとナミは察して泣いている
「ほらおめェらが無駄な抵抗してる間に...」
ゾロは下を指差す
「“まに”?何だ?」
ウソップが聞き返し、下を見る
「大渦に飲まれる」
ゾロはあっけらかんに言う
ゴオォォォ!
「ぁぁ!!うわぁぁ!落ちるー!!」
「さぁナミさん!おれの胸の中に早く!」
「ぎゃぁぁぁぁ!!」
ウソップはまた叫ぶすると...
ザザーン...
先程の荒れ具合いが嘘のように静かになった
「何!?消えた?何でだ!?」
「何が起きた!?」
「あんなデッケェ大渦の穴が!?どうゆうこった!?」
突然消えた大渦に驚く一味
ゴゴゴゴ...
『...!!違う...始まってるんだ!!』
「えぇ!...渦は海底からかき消されただけ...!!」
クロウとナミはその音から何かを感じ取った様だ
「待ァてェー!!」
どこかから男が叫ぶ
「ん?あ!クロウ、ゾロ」
『どうした?』「あ!?」
「あれ」
ルフィは叫ぶ男を指差す
「ゼハハハ!追いついたぞ!麦わらのルフィ!」
男は高笑いをしながら近づいてくる
「あれは...モックタウンにいた...!!」
ナミが男に気づく
「誰だ?」
サンジは警戒する
「てめェの“1億”の首とその人狼を貰いに来た!」
男はルフィ達に向かって叫ぶ
「オイ!あいつらなんだ!友達か...?」
「さぁ!分からねぇ!」
ショウジョウとマシラも不思議そうにしている
「おれの首?1億って何だ!?」
『あ、ルフィ知らないのか、君の懸賞金だよほら』
ルフィが驚くとクロウは男の方を指差して言う
男はルフィとゾロの手配書を掲げ
「おめェの首にゃ“1億ベリー”の
賞金がかかってんだよ!
そして“海賊狩りのゾロ”!
てめェにゃ“6000万ベリー”だ!」
「本当だ!新しい手配書だ!」
ウソップが手配書を望遠鏡で見て言う
「何!?おれのもあるだろ!?」
「ねぇ」
「ちゃんとみろ!」
「ねぇ」
サンジは無いのが悔しいのかウソップに何度も聞く
「そうか...アラバスタの件でハネ上がったんだわ!
1億なんて...」
ナミは驚きが隠せない
「聞いたか!おれ1億だ!」
『流石だな、ルフィ!』
「6000万か不満だぜ」
「喜ぶなそこ!!」
ナミは喜んでいるルフィ、クロウ、ゾロに怒鳴る
「オイ!おめェら!よそ見するな!
来るぞ!“突き上げる海流”...!!」
ショウジョウはルフィ達へと叫ぶ
「覚悟しろ!!」
ゴゴゴゴ
先程まで大渦があった場所一帯が
地鳴りのような音をたて盛り上がってくる
「え?」
「あン?何だ?」
徐々に海が突き上げられて行く
「おぉ...!」
ズドォォォォォン!!!!
海が思い切り空へと突き上げられている
“突き上げる海流”だ
近くにあった黒いひげ面の男の船は
粉々に砕け散ってしまった...