太陽の様な貴方に忠誠を。Ⅱ
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主人公設定太陽の様な笑顔で麦わら帽子がよく似合う彼のことが大好きな主人公になります。
恋愛的要素はあまり出てこないかも知れないです...
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「小僧!!嬢ちゃん!!おれァここでお別れだ!
一つだけ、これだけは間違いねェことだ...!」
クリケットは船に乗る二人に向かって叫ぶ
「『?』」
「“黄金郷”も“空島”も!過去誰一人
“無い”と証明できた奴ァいねェ!!」
「うん!」『あぁ』
「バカげた理屈だと人は笑うだろうが
結構じゃねェか!!
それでこそ“ロマン”じゃねェか!!」
クリケットは両手を広げ笑う
「“ロマン”か!!」
『良いな』
二人は笑う
「そうだ!
金を...ありがとうよ...!
おめェら空から落ちてくんじゃねェぞ!!」
クリケットはイタズラに笑う
「シシシ!!」
『もちろんだ』
二人も笑い返す
「じゃあな!おっさん!!」
「色々ありがと!クリケットさん!」
「おやっさん!黄金郷はきっとあるぜ!」
『クリケット、無茶はするなよ...』
ルフィ、ナミ、ウソップ、クロウは
口々に別れの言葉を言っていく
「余計なお世話だァ!!」
クリケットは嬉しそうだ
ゴォォォ...
「もう朝だぜ」
海に髑髏が3つ並ぶ黒い帆の海賊船が揺れている
「どうだ何か見えるか」
「まだ対岸の陰も見えねェな...」
「本当に“空島”へ行くと?あいつら」
「あぁそう言ってた、追いかけるにゃ厄介だ
その前に決着を付けよう」
黒いひげ面の男は仲間に言う
「いいか現在午前7時だ!!
現場付近に到着するのが恐らく午前11時頃
おやっさんが話したように“突き上げる海流”の
立ち上がる位置は毎回違うから
それ以前に到着して、その位置を正しく
“探索”しておく必要がある
少し予定を遅れちまったから...
オイ!聞いてんのか!?俺の説明を...」
ショウジョウは説明を聞かないルフィ達を見る
ジョ...
「見てろ見てろ」
ルフィはサウスバードの顔をつかみ西へ顔を向ける
パッ!
カクーンッ
「ほら!正面向いた!」
ルフィは大笑いしている
「いやー変わった鳥もいるもんだなぁ」
「ほんとに南しか向かねェんだなこいつ!
コンパスみてェだな!!」
ウソップは不思議そうにサウスバードを見つめ
ルフィは腹を抱え笑っている
「クロウ、何であの子にしたの?」
ナミはクロウが3匹いたサウスバードのうち
一匹だけと言われ、なついていた2匹ではなく
ルフィ達をからかっていた1匹の方にしたのを
不思議に思っていたようだ
『あの子達は自分が行きますと言っていたのだが...
あの子達を危険な目に遭わす訳にはいかないし、
それに君達をからかっていたんだ
それなりに根性が据わっていると思わないか?』
そう言いクスッと笑うクロウに
「まぁ...そうね...」
ナミはサウスバードに同情した
「おい!お前ら!大園長を怒らせんじゃねェぞ!」
ショウジョウの部下達は
話を聞かないルフィ達に怒っている
「まーいーからいーから
ハラハラするぜあいつらのシカトっぷりには」
それを宥めるショウジョウ
「まーそんなに焦ってもしょうがねェからさ!
楽に行こうぜ!」
『そうだぞ』
ルフィとクロウは叫ぶ
「誰達が予定を遅らせたんだか...」
ゾロがボソッと言うと
「マリモぉ!!お前
今、クロウちゃんになんつった!?」
サンジがゾロに蹴りを喰らわしている
「...だが、そりゃそうだ
何時間も緊迫し続けたってしょうがねェ...」
「成る程な...よーし野郎共!
気を抜きながら全速前進~」
マシラとショウジョウがそう言うと
船はだらけながら進んで行く
「大丈夫か...オイ...」
ゾロはその様子を見て呆れている