太陽の様な貴方に忠誠を。Ⅱ
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主人公設定太陽の様な笑顔で麦わら帽子がよく似合う彼のことが大好きな主人公になります。
恋愛的要素はあまり出てこないかも知れないです...
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「ジャヤ到着の日!!1122年5月21日の日記
その島に着き我々が耳にしたのは
森の中から聞こえる“奇妙な鳥”の鳴き声と
大きな、それは大きな鐘の音だ
巨大な黄金からなるその鐘の音は
どこまでもどこまでも鳴り響き
あたかも過去の都市の繁栄を
誇示するかのようでもあった
広い海の長い時間に咲く文明の儚きに寄せて
たかが数十年生きて全てを知る風な我らには
それはあまりにも重く、言葉を詰まらせる!
我々はしばしその鐘の音に立ち尽くした...!」
クリケットは酒を飲みながら話す
「「あぁ!イカすぜノーランド!!」」
マシラとショウジョウの二人は惚れ惚れしている
「素敵...!巨大な黄金の鐘だって!」
ナミも姿勢を前のめりにして聞く
「おっさん何だよ
やっぱノーランド好きなんじゃねェか!」
ウソップは笑う
スッ...
「これを見ろ」
そう言いクリケットが何かを取り出した
「うわっ!“黄金の鐘”!」
ナミは目をベリーにして頬擦りしている
「...で、どの辺が巨大なんだ?」
ウソップは不思議そうに見る
「別にそれが“鐘”という訳じゃねェ
鐘形のインゴットだ、これを3つ海底で見つけた」
クリケットは言う
「何だよ、あるんじゃん黄金都市」
ルフィがなんだよ、と言うと
「そーいう証拠にゃならねェだろ
この量の金なら何でもねー遺跡からでも出てくる」
ルフィの言葉にショウジョウが言う
「“インゴット”ってなんだ?」
『“インゴッド”は
金をグラム分けするために加工されたものだ
それで取り引きがなされていたこともある』
チョッパーの疑問にクロウが答える
「...だけど、この辺りに“文明”が
あった証拠にはなるわね...」
ロビンが言う
「...そうそれに
全文にもあった奇妙な鳥の鳴き声...おい、マシラ」
クリケットがマシラに声をかけると
「オウ」
マシラがまた金塊を一つ持ってきた
「「わっ!まだあんのか!?」」
「こっちのはデケェな!」
ルフィ、ウソップ、ゾロはワクワクしている
「これで全部だ
ハハハ!!十年潜ってこれだけじゃ割に合わんが...」
クリケットはそう言い金塊を見せる
「わぁっ!綺麗...!!」
「なんだこれペンギンか?」
それを見て個々に感想をいっている
「“黄金の鐘”に“鳥”...
それが昔のジャヤの象徴だったのかねェ...」
サンジは煙草を吹かし笑う
「分からんが
これは...何かの造形物の一部だと思うんだ」
クリケットは首をかしげながら言う
「こいつは“サウスバード”と言って
ちゃんとこの島に現存する鳥だ」
「鳴き声が変なのか?」
「あぁ日誌にある通りさ」
クリケットとルフィは鳥の形をした金塊を見て話す
「“サウスバード”と言ゃあ...昔から船乗りの間じゃ...」
マシラが話始めようとした、その時
「しまったァ!!」
クリケットが大声をあげた
『...!?なんだ、どうした』
クロウは大声にびっくりしながら聞き返す
「こりゃまずい!おい、お前ら森へ行け!!
南の森へ!!」
クリケットは焦ったようにルフィたちに言う
「は!?なに言ってんだおっさん、アホか!」
ルフィは急に焦りだしたクリケットに言う
「“この鳥”を捕まえて来るんだ!今すぐ!」
クリケットは鳥の形をした金塊を指差す
「何で?何が!?」
「鳥が...何だよ!」
ウソップとサンジもクリケットに聞く
「いいか!よく聞け...!!
お前らが明日向かう“突き上げる海流”
この岬から真っ直ぐ南に位置している...!!
そこへどうやって行く!?」
「船で真っ直ぐ進みゃあいいだろ?」
クリケットの質問に
ルフィはあっけらかんとして答える
「ここは“偉大なる航路”だぞ!?
一度外海へ出ちまえば方角なんて分かりゃしねェ!」
「...そうか...
目指す対象が“島”じゃなくて“海”だから
頼る指針がないんだわ...!!」
『じゃあ、どうやって南へ真っ直ぐ進むんだ...?』
クリケットの言葉にナミとクロウは不思議に思う
「その為に“鳥の習性”を利用する!!」
クリケットはナミとクロウを真っ直ぐ見つめる