太陽の様な貴方に忠誠を。Ⅱ
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主人公設定太陽の様な笑顔で麦わら帽子がよく似合う彼のことが大好きな主人公になります。
恋愛的要素はあまり出てこないかも知れないです...
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「定説はこうだ
海底のより深くに大空洞があり
そこに低温の海水が流れ込む
下からの地熱で生じた膨大な蒸気の圧力は
海底での爆発を引き起こす
それは海を吹き飛ばし空への“海流”をも
生み出す程の“大爆発”だ」
クリケットは分かりやすく説明してくれる
「...!!」
「時間にして約1分間。海は空へ上昇し続ける」
「1分間...水が立ち登るって...
どういう規模の爆発!?」
ナミはクリケットの言葉に驚く
「爆発の場所は毎回違い、頻度は月に5回」
「...木端微塵になれってのか...」
ウソップは目を見開く
「だが、まァ...雄大な自然現象を言葉や理屈で
言い表すなど愚かな事だ」
「じゃ...じゃあつまり!
月に5回しか生まれねェその海流の上空に
うまく...“空島”がやってこなきゃ...」
「あぁ“飛び損”だな
そのまま何に引っ掛かることもなく
海面に叩きつけられて全員海の藻屑だ
最も“積帝雲”に上手く突っ込めた所で
そこに“空島”が存在しなきゃ
結果は同じかも知れねェが...」
クリケットはそう言うとウソップを横目にみる
「...!!よ、よし!“空島”を諦めよう!!
ハハハ!!あ~残念だなルフィ...こりゃ無理だぜ
なにせおめェ...ラッキーの中のラッキーの中の
ラッキーの中のラッキーくらいの
ラッキー野郎じゃなきゃ行けねぇって話だ」
ウソップはルフィに言う
「大丈夫さ行こう」
ルフィは笑顔でウソップに言う
『ルフィが大丈夫と言うのだ、大丈夫だウソップ』
クロウも言う
「大丈夫っておめェら...
またそんな根拠のねェことを軽々と...
大体よ、今のゴーイング・メリー号を見ろよ...
あの痛々しい姿...!!
このままじゃ巨大な災害に
なんて立ち向かえねぇよ...」
ウソップはメリー号を指差して言う
「確かにな...あの船じゃ
例え新品の状態でも無理だ」
クリケットは船を見つめて言った
「何!?」
「スピード、重量、強度、あの船じゃ
爆発と同時に粉砕して終わりだ」
メリーが使えないと言われ腹をたてるウソップに
クリケットは船の様子を見ながら伝える
「...でも!やっぱり無理だろ!?」
「だが、その点は心配するな
マシラとショウジョウに進航の補助をさせる
勿論、事前に船の強化をした上でな」
クリケットが言う
「「オーウ!任せろおめェら!!」」
「よろしくな!」
『よろしく頼む』
マシラとショウジョウの言葉に
感謝するルフィとクロウ
「「(余計なマネを...!!)」」
ナミとウソップは苦笑いしている
「あんたらね、分かってんの!?
そもそも...そうよ!私達がこの島に滞在してられる
時間はせいぜいあと1日よ
それを過ぎたらもう、記録指針は
この次の島の方角を指し始めるわ」
「だよなー!だよなー!間に合わねェよな!」
ナミとウソップは
ルフィとクロウを説得しようとする
「なァおっさん!
予言者じゃあるまいし分かりゃしねェと思うが
次に“突き上げる海流”の上空に
偶然“積帝雲”が重なるであろうって日は
約何日後?いやいや...何ヵ月後?
いや何年後になるかなァ!?」
ウソップはクリケットに自信気に問う
「明日の昼だな
行くならしっかり準備しろ」
クリケットは煙草を吹かしながら答える
「間に合うじゃねェか...!?」
ウソップは叫ぶ
「?何だ?そんなにイヤならやめちまえ」
ウソップに向かってクリケットが言う
「...!!ウ...“ウソ”だろ!?」
ウソップはクリケットを指差して叫ぶ
「ア!?」
「だいたいおかしいぜ!!
...!今日初めて会ってよ!親切すぎやしねェか!?
それによ!!」
「...」
「『おい!ウソップ!』」
ルフィとクロウがウソップを止めようとするが...
「おめェらは黙ってろ!!
“空島”なんてよ...!!
伝説級に不確かな場所に行く絶好の機会が...!!
明日だと!?
その為に船の強化や進航の補助をしてくれる!?
話がウマ過ぎるぜ!!一体何を企んでやがるんだ!!
お前は「うそつきノーランド」の子孫だもんなァ!
信用できねェ!!」
ウソップはクリケット思いっきり叫ぶ
「...」
バァンッ!!
扉が勢い良く開く
「おやっさんー!嬢ちゃん!!
飯の支度ができたぜー!今日のは格別だぜ!」
コイツすげぇ料理うめぇんだ!ハラハラするぜ」
マシラとショウジョウはサンジを指差して言う
「だから一流コックだっつってんだろ!?
ナミさーん、クロウちゃーん!ご飯でき...」
「「「ん?」」」
3人は思い空気を出している
ウソップとクリケットをみて止まる
「何だよ...!!やんのか!?」
ウソップはなにも言わないクリケットをみて
戦闘体制になる
「...マシラの...」
クリケットは静かに煙草を吹かし、話始めた