太陽の様な貴方に忠誠を。Ⅱ
お好きなお名前をご入力ください。
主人公設定太陽の様な笑顔で麦わら帽子がよく似合う彼のことが大好きな主人公になります。
恋愛的要素はあまり出てこないかも知れないです...
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「いいかおめェらまず...“空島”について
おれの知ってることを全て教えてやる」
クリケットは目の前に座っている
ルフィ、ナミ、クロウ、チョッパー、ウソップ、
何故か寝ているゾロ、の6人に話す
「何もかもが不確かな事だが
信じるかどうかはおめェら次第」
クリケットは言う
「うん信じる」
『ルフィが信じるのなら僕も信じよう』
「いや、早ェよ!!」
ウソップはルフィとクロウにツッこむ
「この辺の海では時として真昼だってのに
一部の海を突然“夜”が襲う奇妙な現象が起きる」
クリケットは海を指差しながら説明する
「おう!あった!あったぞそれ!なぁ!クロウ!」
ルフィは元気良く手を挙げて言う
『あぁ、あの巨大な亀に出会った時だね』
「夜が来て、ほんでその時怪物が現れたんだ」
クロウとウソップは思い出しながら言った
「巨人の事か...
あいつらがどこからやって来るかって
謂れもあるが今はおいとけ
突然来る“夜”の正体...
それは極度に積み上げられた“雲の影”だ」
クリケットは説明をしていく
「積乱雲のこと...?」
『...雲がかかる程度で出来る闇では無かったぞ』
ナミとクロウは不思議そうにしている
「おっさんバカだなぁ...
雲が多い日は「くもり」になるんだぞ」
「あぁ、「くもり」だぜ」
「「くもり」だ」
ルフィ、ウソップ、チョッパーは
クリケットをバカにしている
「黙って聞けェ!!」
クリケットは3人に怒る
「“積帝雲”そう呼ばれる雲がある
空高く積み上げるもその中には気流を生まず
雨に変わることもない...
そいつが上空に現れたとき、日の光さえも
遮断され、地上の「昼」は「夜」にも変わる
一説には“積帝雲”は何千年何万年もの間
変わることなく空を浮遊し続ける
“雲の化石”だと言う」
「積み上げても気流を生まない雲!?
そんなバカなこと...!?」
「あるわけがないと思うのも自由
おれは別に信じろと言ってる訳じゃない」
ナミが驚く中、クリケットは言う
「“不思議雲”って事か」
「そうなるな...未だ解明されねェ雲だ」
ルフィが言った言葉に頷くクリケット
「いいか“空島”がもし存在すると言うのならば
“そこ”にしか可能性はない!!」
クリケットは5人に言う
「そうか!よし分かった!その雲の上行こう!
ゾロ起きろ」
「おう、朝か」
ゾロはルフィに呼ばれ目を開く
「おい!みんな支度しろ!雲舵いっぱいだ!
おっさん!教えてくれてありがとう!!」
ルフィとウソップは騒ぐ
「“行き方”が分かんないって何度言わすの!?」
ナミは怒り、二人を殴る
「ここからが本題だ...命を懸けろ」
クリケットは真剣な顔で言う
「「もう、ヒン死...」」
『ナミ...ここまでしなくても...』
ナミにボコボコにされた二人をみて
顔をしかめるクロウ
「“突き上げる海流”
この海流に乗れば空へ行ける
理屈の問題だ、分かるか...?」
クリケットは5人に問う
「...!...それって...
船が吹き飛ばされちゃう海流なんでしょ...!?
だけどそれじゃ...
そのまま海に叩き付けられるって話を...
モックタウンで...」
ナミは不安そうな顔をする
「普通はそうだな...大事なのはタイミングだ
まず海流に突き上げられるって状況も
口で言やぁ簡単だが、おめェらがイメージする程
爽やかな空の旅にはならねェ...
“突き上げる海流”はいわば災害だ。
本来、断固回避すべき対象なのさ...!!」
「...!!」
ウソップが驚いている
「一体どういう原理で海流が上へ上がるの?
私達今までそんなこと聞いたこと無かったし...」
ナミはクリケットに質問する
「そのバケモノ海流の原理ってのも
当然、予測の域を越えない...
そこに突っ込んで調べようってバカは
いねェからな...」
クリケットは煙草を吹かしながら答える