太陽の様な貴方に忠誠を。Ⅱ
お好きなお名前をご入力ください。
主人公設定太陽の様な笑顔で麦わら帽子がよく似合う彼のことが大好きな主人公になります。
恋愛的要素はあまり出てこないかも知れないです...
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「ウワッハッハッ!!お前ら空島を信じてんのか!?」
クリケットは大笑いしている
ガッ!!
「おい!やめろ!病人だから!」
殴りかかろうとするナミを止めるウソップ
「“空島”はねぇのか!?」
ルフィは目を見開いて驚く
「...フフ...さぁな...
あると言っていた奴を1人知ってるが
そいつは世間じゃ伝説的な大うそつき
その一族は永遠の笑い者だ...」
神妙な顔をしながら話すクリケット
ハッ...!!とウソップを見るルフィ
「おれじゃねぇよ!!」
ツっこむウソップ
「「うそつきノーランド」そう言う昔話がある...」
「...!?」
『ルフィ、ウソップじゃないぞ名前も違うだろう?』
クロウは再度ウソップを見るルフィに伝える
「子孫...!?そして、ここがこのお話の舞台なの!?」
ナミは驚く
「...じいさんのじいさんの...そのまたじいさんの...
おれの遠い先祖さ、迷惑な話さ...
奴の血なんざおれには
蚊程も通っちゃいねェだろうに...」
外を見つめながら言うクリケット
「モンブラン家は当時国を追われ肩身狭く暮らすも
人の罵倒は今もなお続く...
だが、一族の誰1人、奴を憎むことはない...」
「なぜ...?」
ナミが不思議そうに聞く
「ノーランドが類いまれなる正直者だったからだ」
クリケットの言葉に一味は驚く
「絵本にあるノーランドの言い訳はこうだ
「そうだ!!山のような黄金は海に沈んだんだ!!」
アホ面そえて描いてあるが、
実際は大粒の涙を流した無念の死だったと言う...
到着した島は間違いなく
自分が黄金都市の残骸を見つけたジャヤ
それが幻だったとは到底思えない...
ノーランドは地殻変動による
遺跡の海底沈没を主張したが、誰が聞いても
もはや苦し紛れの負け惜しみ
見物人が大笑いする中、ノーランドは殺された」
クリケットは一味を見て話す
「じゃあ!だから、おっさんは
そのモンブラン家の汚名返上のために
海底の黄金都市を探してるのか!?」
ウソップは興奮気味にクリケットに問う
ドゥン!!
「バカ言うんじゃねェ!!」
クリケットは叫ぶ
「...!!?」
ウソップの頭上ギリギリを撃ったのだ
「大昔の先祖がどんな正直者だろうが
どんな偉大な冒険家だろうが
おれに関係あるか!!
そんなバカ野郎の血を引いてるってだけで
見ず知らずの他人から罵声をあびる
子供の気持ちがお前らに分かるか!?
おれはそうやって育ってきたんだ!!!」
クリケットは苦しそうに叫ぶ
「くしくも、モンブラン家を。ノーランドを
最も嫌い続けたこのおれだけが行き着いた
絵本の通り黄金郷などのかけらも見当たらねェ
この島の岬に立つと、これも運命と考えちまう
...もう、逃げ場はねェ...
決着をつけようぜ、ノーランド...!!
あるのならそれもよし...ねェのならそれもよし...
別に黄金を見つけて
奴の無実を証明したい訳じゃねェ...
おれの人生を狂わせた男との
これは決闘なのさ!!!」
ノーランドは外を見つめながら言った