太陽の様な貴方に忠誠を。Ⅰ
お好きなお名前をご入力ください。
主人公設定太陽の様な笑顔で麦わら帽子のよく似合う彼のことが大好きな主人公になります。
恋愛的な感情はあまり出てこない可能性があります。
好みが分かれる作品内容かと思いますので自衛の方よろしくお願いいたします。
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朝日が登り、
また何も変わらぬ1日が始まろうとしている
狼は檻の中で、
もぞもぞと動き出し、目が覚めたのか欠伸をしている
『考え込んでいたら眠ってしまっていた...
僕としたことが...』
「やっぱり、お前、喋れるんだよなぁ」
『あぁ、あいつらの前以外では喋るぞ...
って!?また君か!...今度は何の用だ?』
「おれ、お前が
昨日、泣いてた理由教えてもらってねぇ!」
『...!?い、いや、決して泣いてなどいない』
「ふーん、まぁいいや
あ、お前さ、ここから出たいとか思わねぇのか?」
少年は狼が入っている檻を指差す
『...出たくないと言えば嘘になる、だが
僕がここに囚われているだけで守られる命もある、
それに、今は友達を救いたい...
まだ出るわけには行かないだろうな。』
「お前、難しいこと考えるなぁ
んなもん、お前がこっから出て、友達救って
守りたいもんは自分で守れば良いだろ!?」
少年の真っ直ぐ揺らがぬ瞳を見て狼はハッとした
『僕は何を悩んでいたのだろうか、
逃げてばかりでは僕は成長しない、弱いままだ。
君、ありがとう』
そう言うと狼は少女へと姿を変えた
そして、どこから出したのか、細い金属の棒で
自らの足に付いている枷、檻の錠、
次々と鍵をはずしていく
少女は檻から出ると熊が入っている檻へと歩いていく
『アース、聞こえるか、クロウだ。』
「クロウ...?あぁ、そうか君が... ...」
錠を開ける音でアースが最後、
何を発したのか分からなかった
『この子が友達のアースだ』
「あ、あのすげぇ熊だな!」
『あぁ、アースは努力家で素晴らしい友達だ』
少女は誇らしげに笑う