太陽の様な貴方に忠誠を。Ⅰ
お好きなお名前をご入力ください。
主人公設定太陽の様な笑顔で麦わら帽子のよく似合う彼のことが大好きな主人公になります。
恋愛的な感情はあまり出てこない可能性があります。
好みが分かれる作品内容かと思いますので自衛の方よろしくお願いいたします。
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「さぁ、今日もたっぷり稼げたぞ!
酒でも飲むかぁ?カリスト!」
手に持っていた鞭を机の上へ投げ、小屋から出ていく
「団長ぉ~あたし、服が欲しい~
もぉ、あの服飽きたわぁ~」
小走りで追いつき、猫撫声で男へすり寄る
「おい、さっさと戻れ」
双子のひょろ長い方のイーブルが檻を開け
狼の足へ枷をつける
「にいちゃーん、熊、しまっといたよー」
だるまのような体型をしている弟、ユーベルが
ドスドスと音をたて走ってくる
「おれ達も行こう」
そう言うと檻の扉を乱暴に閉め錠をかけた
団員達がいなくなり、静まり返った小屋
『アース、申し訳ない...』
苦しそうな顔をする狼は熊に喋りかけた
「あぁ、大丈夫だよ、クロウ。
そんな悲しい顔をしないで、いつものことさ」
『大丈夫ではない、、アース、、
いつまで君が僕のせいで傷つけばいい...!!
僕が命令に背けば君はナイフで切りつけられて...!
僕の目が苛つくからと...!
君はあいつに鞭打たれる...!!
僕のせいなのに、あいつらは...
傷をつけると価値が下がると言い、
僕の目の前で君を傷つける!!
現にさっき、沢山鞭で...!!』
「クロウ、
君はぼくが、サーカス団生まれなのに差別しなくて
何をしても失敗ばかりの出来損ないのぼくに
優しい言葉をかけて心配してくれて、
芸のコツを教えてくれた、
そのお陰でぼくは自分に自信が持てた、
ぼくにも価値があるんだって、、
それだけで十分だよ、これくらい痛くない」
『アース...!!』
狼は静かに涙を流した。