1st anniversary
名前は?
キバナの恋人成人済み
大体のポケモンが大好き
手持ちはキュウコン•シャンデラ•マホイップ•
ユキメノコ•ニンフィア•ナックラー
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ヤローさんに勝ち、観客の皆さんのおかげで自分に自信を持てた私はヤローさんに手紙の人であるか聞いたが違かったらしい。
それからというもの手紙の人、キバナさん、ダンデさんを目指して旅を続けた。
その途中でソニアにも出会った。彼女は私のバトルスタイルを全く気にせず、仲のいい友達でいてくれている。
でもまだ男性が怖いのは変わらない。伸ばされる手が怖いのも。だから、バトル後の握手は出来ていない。しかし、それを汲み取ったジムリーダー達はハイタッチに変えたり、グータッチにしたりしてくれた。本当にみんなの優しさに救われている。
ジムをクリアする度にジムリーダーに手紙の事を聞くがまだ出会えていない。
気がつけば最後のジムにたどり着いた。
ナックルジム。ここのジムリーダーキバナさんは私がずっと会いたかった1人でもある。そして、ここまで手紙の人物には会えていない。でも手紙の人はジムリーダーと言っていた。
‥もしかしたらキバナさんが手紙の人かもしれない。そう思うと胸が高鳴る。
キバナさんに‥手紙の人にに会ったら伝えるんだ。
私は貴方に救われた。貴方にバトルの魅力を教えてもらった。貴方のおかげでバトルって楽しいものなんだって思えた。貴方もバトルの時に人が変わるって知った時、私だけじゃないって思えて嬉しかった。貴方に守ってもらえてるそう思うだけでどれだけ心強かったか。
全部全部貴方のおかげなんです。
伝えたい事がありすぎてまとまらない。
でも、とりあえずはありがとうと伝えたい。
胸を高鳴らせながら道を進む。明日ジムチャレンジをするとして‥今日はワイルドエリアでキャンプしようかな。きのみもたくさん入れてあげて‥。あ、その前に手紙を読みたいな。
リュックから取り出したあの人からもらった手紙はもらった時よりもボロボロになっている。それもそうだ。旅に出てから毎日毎日この手紙
を読んで元気付けてもらっている。手紙を見て思わずギュッと胸に抱いた。
ついに会えるかな‥この手紙の人に‥‥っ?!
考え事をしていたせいでワイルドエリアを少し出た所で人にぶつかってしまった。
目の前の男はギロッとこちらを睨んできた。
「ご、ごめんなさい。考え事をしていて‥」
「痛えな‥。おい、嬢ちゃん。ちゃんとお詫びはしないとダメだろ?‥?‥よく見たら‥お前ジムチャレンジしているユイか?」
「そ、そうですけど‥あの、本当にすみませんでした。洋服とか汚れてないですか?」
「やっぱりユイか!お前のバトル好きだぜ!」
「その‥ありがとうございます。」
「バトル中色っぽくていいよなぁ。‥洋服だっけ?‥あぁ汚れてるなぁ。これはよく洗わないと落ちないなぁ。」
「じゃあ、新しいのを買ってきます。」
「新しいのなんていいよ。その代わりすぐそこに俺、キャンプしているから一緒に泊まろうぜ?そこで洋服は洗ってくれればいいからよ。そんでテントの中でお詫びしてくれればいいから。」
そう言ってさっきまで私を睨んでいた男はニヤニヤしながら近づいてくる。
思わず前の事を思い出してしまった。頭の中では目の前の男とクラスの男子が被って見える。
怖い。手に持っている手紙をギュッと抱きしめ、勝手に出てくる涙を止める事も出来きず立っているので精一杯。
男が手を伸ばすとあの時のことが鮮明に思い出され、私は誰もいないはずなのに助けを求めた。
「だ、誰か‥助け‥。」
「‥言っただろ?俺様を思い出せって。次こそは守って見せるってな!」
目を開けると、私の前にはいつだったか私の前に現れたフライゴンとそのトレーナーであるナックルジムのジムリーダーが立っていた。
あぁ、やっと会えた。ずっとずっと会いたかった人。
その姿を見て私の意識は途切れた。