season event
名前は?
キバナの恋人成人済み
大体のポケモンが大好き
手持ちはキュウコン•シャンデラ•マホイップ•
ユキメノコ•ニンフィア•ナックラー
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やっちゃった‥
どうしよう‥
計画をしていたのは1ヶ月前
実行したのは数時間前
途方に暮れたのは数分前
年に一度のクリスマス。
去年は忙しかったキバナさんも今日はテレビの取材一件で終わり。
部屋の飾り付けも数日前に終わらせた。せっかくならあんまり作らないものを作ろうと思ってビーフシチューしよう!
盛り付けもこだわってポテトサラダをツリーにしちゃう?ご飯の盛り方もいつもと違くして雪だるまとか?そんな事を考えながらビーフシチューをコトコト煮込みながらテレビを見ていたらキバナさんが出ていてつい見入ってしまった。
確か今日の取材はこの番組で終わりって言ってたから‥あと少しで帰ってくるかな?あ、帰ってくるメール来てる。‥ん?なんだか‥焦げ臭い‥‥ッ?!
「やっちゃった‥どうしよう‥。」
焦げ臭さの正体に気がついた私は慌ててキッチンに駆け込んだがもう遅かった‥。
ビーフシチューの底が焦げ付いていた。焦げ付いた鍋を見ながら頭の中が真っ白になる。
待って‥キバナさんが帰ってくるまであと少し。
今から作り直してももう間に合わない。そもそも材料もない。
違う料理に変える?いや、材料がないんだって。
キバナさん‥朝出て行く時に晩ごはん楽しみにしてるって言ってたな。なのに帰ってきたら晩ごはん失敗したなんて‥幻滅されちゃうかな‥。
あぁ、どうしよう。情けなくて涙が出そう。
せっかくのクリスマスなのに‥。
途方に暮れていると入り口からガチャって音が聞こえた。
「ただいまぁ‥ってなんかあったのか?!なんで泣いているんだ?!」
「ごめ、キバナさん‥ごめ‥ッ‥。」
「どうしたんだ?落ち着けって。大丈夫だから。」
キバナさんが慌てて私を抱きしめながら背中をぽんぽんしてくれる。安心からか少しずつ落ち着いてきた。
キバナさんがまた優しくどうした?と聞いてくれたので事の経緯を話すと、キバナさんはキョトンとしたあとに笑い出し始めた。
「なるほどな!晩ごはん作りに失敗したのか。てっきりなんかあったのかと思って心配しぜ!」
「わ、私にとってはすごく重大でッ!せっかくのクリスマスなのに‥。」
「悪い、悪い。さてと‥その焦げちまった晩ごはんはこれか‥。上の方はまだ大丈夫そうだな。あと何作ったんだ?」
「‥ポテトサラダを作ろうと思ってマッシュポテトを‥あと飾りに使おうと思ってゆで卵やパプリカを‥。」
「うんうん。‥チーズってあったか?」
「確かこの前買っておいたはずですが‥。」
「よし、それがあればできるな!ユイはゆっくり休んでな!」
「え?!でも、キバナさんは帰ってきたばかりで‥。」
「そうだな‥。あ!俺様のポケモン達が今日出っ放しで疲れてるんだ。メンテしてくれると嬉しいな!」
「そう‥ですか。じゃあ‥あっちでポケモン達をみてますね。」
キバナさんにテーブルの方に移動するように言われ移動するとポケモン達が駆け寄った。
わぁ、ジュラルドンすごい汚れ。子供達に触られたのかな?すごい手あと。フライゴンも砂汚れがすごい。ヌメルゴンは‥見るからに水分不足。ポケモン達もこんなに疲れてるならトレーナーのキバナさんもかなり疲れているはずなのに‥。
「さぁて!キバナさんがご飯やってくれてるから、私はみんなを綺麗にしちゃうからね!」
みんなが綺麗になって落ち着き始めた時、キッチンから美味しそうな匂いが漂ってきた。
キバナさんが料理を持ってやってくるとポケモン達も“ごはん!ごはん!”とでもいうようにキバナさんに飛びつく。
みんなで配膳してテーブルに着くと、目の前には美味しそうな料理が。
「待たせたな!じゃあ食うか!」
「これ‥グラタン‥ですか?」
「ああ。美味そうだろ!」
「はい。ものすごく美味しそうです。でも、あの料理達がどうやってこの姿に?」
「ユイがマッシュポテト作ってくれていただろ?それとビーフシチューの食べれる部分を混ぜて味を整えた。そんで、飾り付けにパプリカや卵を使ったって訳だ!」
「‥すごいです。ごめんなさい。料理失敗して、仕事終わりのキバナさんに作らせちゃって‥。」
「気にすんな!たまにはこんなクリスマスもいいんじゃないか?普段あんまり失敗しないユイのレアな姿が見られて俺様は嬉しいぜ?」
「‥来年こそは完璧にしてみせます。」
「楽しみにしてるぜ!」
来年のクリスマスも一緒に
(今年のプレゼントはハトのオーナメントと艶出しスプレーです!)
(艶出し‥え?誰の?)
(ジュラルドンのです!さっきのお手入れの時にも使用しました!)
(‥だからジュラルドンが輝いてるんか。)
(噂の鏡面磨きしてみました!)