season event
名前は?
キバナの恋人成人済み
大体のポケモンが大好き
手持ちはキュウコン•シャンデラ•マホイップ•
ユキメノコ•ニンフィア•ナックラー
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〜12月25日〜
起きるとポケモン達がベットで一緒に寝ていたようで私の周りに集まっていた。起き上がるとポケモン達も目を覚ましたようだ。
「みんな、メリークリスマス!」
そう言うとみんなも「メリークリスマス!」とでも言っているかのように返事をしてくれた。
さてと、今日は午前中は家事をやり、午後はクリスマスパーティーの準備だ。
昨日のような孤独はもう感じない。全部ポケモン達のおかげだ。
午前中の一仕事を終えて休憩にテレビをつけると、キバナさんがインタビューに答えていた。
画面の向こうにいる彼を見ると一昨日会っていたはずなのにとても懐かしく感じる。
「キバナさん、本日はクリスマスですけれどもご予定はあるんですか?」
「いやぁ、一日中イベントだらけで予定が入れられないぜ!」
「クリスマスに一緒に過ごしたい方はいるんですか?」
「‥みんなの想像に任せるけど、もしそんな奴がいたら仕事ばかりでお前に寂しい思いをさせる彼氏で悪い。離れていてもお前の事だけを想っている。‥って伝えたいな!」
「意味深な発言ですね?!ではでは‥」
‥さっきのキバナさんの言葉。もしかして私に?
彼の顔が一瞬落ち込んだ顔をしたのを私は見逃さなかった。テレビと気がついていつもの笑顔になったけど。
一昨日はショックであんまり顔を見て話せなかった。私のせいで彼にあんな顔をさせてしまった。今度あったら笑顔で迎えよう。おかえり、お疲れ様!って笑って抱きしめよう。
夜になりポケモン達とご飯を食べたり、プレゼントを渡したりして楽しく過ごした。寝るときみんなはまたボールに入らないで私と過ごそうとするが、さすがに何日もボールに入らないのはみんなが疲れてしまうと思い、私は大丈夫と伝えてみんなにボールに入ってもらった。
部屋が静かになると、また少し寂しさが生まれる。
あと数時間でクリスマスも終わる。‥キバナさん疲れてもう寝ちゃったかな?少しだけ声が聞きたかったけど疲れてるよね。
そんな事を考えていると窓がまたコンコンと鳴った。見てみると昨日のデリバードだ。手紙を届けにきてくれたらしく、受け取ると旅立った。
『ユイへ。メリークリスマス!急で悪いんだが、今すぐシュートシティに来て欲しい。きっと素敵なプレゼントが待ってるよ。君だけのサンタクロースより』
指定場所まで書いてある。
いくらシュートシティでもこの時間には静かな街になっているはず。一体なにがあるのか‥。
怪しみながらも私はアーマーガアタクシーでシュートシティに向かった。サンタクロースという言葉で少し期待でもしたのかな。
指定の場所はシュートシティにある遊園地だ。でもこの時間では遊園地も閉じて静かだ。もう人がいないはずの場所に一人だけ人が立っている。私はその人物を見て驚いた。
だって、彼は明日まで帰れないって言ってた。今日は一日イベントばかりって。
その人物は私が来たのに気がついて、いつもの笑顔で笑った。
「ユイ?!」
「‥キバナさん?でもイベントで忙しくて明日まで帰れないって‥。」
「たまたまテレビを見たダンデがクリスマスに恋人を一人にするな!って言って、イベントを代わってくれてな!色々準備をしていたらこんな時間になっちまって‥すまねえ。」
「そうだったんですか‥。でもなんでシュートシティの遊園地?」
「ここ最近忙しくてデートとかできなかったからな‥。お前の寂しそうな顔を見て、せめてクリスマスデートはさせたくて‥でもこの時間じゃどこも開いてないから、少し頼み込んでみたんだ!」
「‥。」
「ユイ?どうした?‥やっぱり怒ってるのか‥?」
「ッ!怒るわけ無いです!最初はすごく寂しかったけど、ポケモン達がずっと一緒にいてくれて。そして、キバナさんに会えたのが嬉しくて‥。私の為に頼み込みまでしてくれて‥。ごめんなさい、私笑顔でお見送り出来なくて‥。」
「おいおい、泣くなよ!せっかくのクリスマスなんだ、笑顔で過ごそうぜ!」
「はい!キバナさん、お疲れ様です!お帰りなさい!」
「ユイ‥ただいま!」
キバナさんは私が抱きつくと力強く返してくれた。久しぶりに感じたその温もりに私はまた少し泣きそうになるのを堪えた。
私たちは様々なアトラクションを遊び回った。
時間も遅くなり遊園地のスタッフの方にお礼を伝えて、ナックルシティに帰る頃にはあと数分でクリスマスが終わる時間になっていた。
クリスマスが終わってしまう。これは今日渡さなきゃ。
私はソファーに座るキバナさんの隣に座り包みを渡した。
「キバナさん。これクリスマスプレゼントです。」
「サンキューな!‥今開けていいのか?」
「はい。」
「‥赤いリボン?‥ツリーのオーナメントか?」
「はい。部屋に飾ってあるツリーには電飾以外何も付けていないんです。」
「確かに。」
「このツリーがオーナメントでいっぱいになるくらい私は貴方とずっと一緒に過ごしたいです。私をいつまでもそばに居させてくれますか?」
「ユイ‥あたりまえだろ!いつまでも俺様のそばに居てくれ!」
「はい。私をそばに居させてくれてありがとうございます。」
「‥少し意味が似ちまったな‥俺様からはこれだ!」
「‥わぁ、可愛い腕時計ですね!
「これからもジムの仕事とかでユイに寂しい思いをさせる時が多いと思う。それでもこれから俺様と一緒に時間を過ごしてくれるか?」
「もちろんです!キバナさん、これからもずっと愛しています。」
「俺様もユイのことずっと愛しているぜ。」
「メリークリスマス、キバナさん。」
「メリークリスマス、ユイ。」
全ての人に素敵なクリスマスを
(よく俺様がシュートシティにいるって分かったな。)
(え?キバナさんがデリバードに手紙を届けさせたんじゃなんいんですか?)
(デリバード?俺様はメールで呼び出そうとしてたんだぜ?そしたら、もうユイが来てたから‥)
(でも、デリバードから手紙を‥そっか、ちゃんと届いたんですね。)
(ん?)
(昨日デリバードにお手紙を頼んだんです。)
(なんて書いたんだ?)
(みんなと幸せなクリスマスを過ごせる時間をください‥って。)