season event
名前は?
キバナの恋人成人済み
大体のポケモンが大好き
手持ちはキュウコン•シャンデラ•マホイップ•
ユキメノコ•ニンフィア•ナックラー
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外に出ると息が白くなった。もう冬なんだって自覚させられるこの風景。
走る子供達がデリバードに手紙を渡して、白いお髭のおじいさんに届くようにと願う。
そっか、もうすぐクリスマスなんだ。
クリスマスデートとかしてくれるかな?クリスマスムードの街を歩いて、雑貨屋さんでクリスマスっぽいもの買ったり‥。雪とか降ったら町並みもすごく綺麗なんだろうな。でもキバナさん雪苦手かな?
晩御飯も少し手の込んだものを作ってみようかな。キバナさんの事だから、SNSにクリスマスの写真を投稿するだろう。だから見た目もクリスマスっぽくしてみたり。
‥キバナさんと一緒のクリスマス。すごく楽しみだな。
「悪いユイ!24日から26日はイベントのエキシビションマッチがあって泊まり込みになってるんだ!だから、クリスマス一緒にいられなくて‥ごめんな。」
「‥いえ、大丈夫ですよ!クリスマスにはイベントがあるの当たり前ですし、キバナさんはジムリーダーですから。」
「本当にすまねえ。絶対に埋め合わせはするからな!」
「本当に大丈夫ですよ。エキシビションでも負けないように頑張ってくださいね!」
「おお。‥帰ってきたらデートしようぜ!」
「はい、楽しみにしていますね!さぁ、ご飯にしましょう。」
そっか‥キバナさんはクリスマスいないのか。
彼には大丈夫と言いつつ、クリスマスについて色々考えていた私は内心ショックが大きい。
しょうがない、トップジムリーダーであるキバナさんがクリスマスに何もない訳ない。少し考えればわかる事だ。
そんな考え足りない自分を恨みながら食事を続けた。その姿をキバナさんが見ているとも気がつかずに。
〜12月24日〜
今日はクリスマスイヴの日。
朝起きるとベットにキバナさんの姿は無く、すでに出かけた後だった。行く前に姿だけでも見たかったな。次に会うのは26日‥長いなぁ。
午前中は家事をして忙しく過ごした。忙しければ寂しさを誤魔化せるから。
しかし、家事も終わりソファーに座ると寂しさが出てくる。本当なら買い物に行き、明日の為に準備をする予定ではあった。でも、その予定も無くなった。
あ、キバナさんへのプレゼントだけでも買いに行かなきゃ。
コートを着て出かけてみると街はクリスマスムード満載。恋人達が手を繋ぎ、家族連れが微笑んでる。ケーキを買ったり、プレゼントを買ったり。みんな大切な人とクリスマスを迎える準備をしている。そんな幸せな風景が今の私には苦しく感じる。一人でいる事に孤独を感じて辛くなる。
涙が出そうになるのを堪えて下を見ていると、モンスターボールからナックラーが出てきて私の足に擦り寄ってきた。よく見ると他のポケモン達も出てきたそうにボールを揺らしている。
そうよね、私は一人じゃないよね。みんながいるから大丈夫。
私はナックラーを抱きかかえてプレゼントを買いに歩いた。
プレゼント買い、部屋に戻ると待ってましたと言わんばかりにポケモン達がみんなボールから出てきた。
「そうだね!今年は私達だけでクリスマスをお祝いしようか!」
そう言うと、ポケモン達は楽しそうに返事をしてくれた。ツリーを出して、リースを飾る。ポケモン達へのプレゼントをツリーの根元に置いておこう。背が高いツリーの飾り付けもポケモン達が電飾をしてくれたおかげでとても綺麗。
作るのを諦めていたクリスマスメニューも作ろう。明日はみんなでクリスマスパーティーをしよう。
「うん、明日が楽しみだな。」
夜になり寝る時間になると、昼間はしゃいだせいかポケモン達はぐっすりと眠ってしまった。
あれからボールに入らず私のそばにずっといてくれたのだ。おかげで寂しさも孤独も感じずに過ごせた。「みんな、ありがとう。」心の中でそう伝えると、窓からトントンと音がした。覗くとそこにはデリバードがいた。
彼はジェスチャーで手紙はないか?と言ってくる。街で子供達がサンタさんへの手紙をデリバードに渡しているのを思い出し、急いで手紙を書いてデリバードに渡した。
手紙を受け取るとデリバードは飛び立っていった。
どうか、サンタさんに手紙が届きますように。