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名前は?
キバナの恋人成人済み
大体のポケモンが大好き
手持ちはキュウコン•シャンデラ•マホイップ•
ユキメノコ•ニンフィア•ナックラー
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‥眠れない。
隣に目を向けると寝息を立てるキバナさん。
いつもなら私が寝るまで起きていてくれるけど、今日はチャレンジャーが多かったせいか疲れて私よりも先に寝てしまった。
‥キッチンに行ってホットミルクでも飲もうかな。
私はキバナさんを起こさないようにそっとベットから抜け出し、部屋を出た。
いつもは部屋にまで観客の声やバトルの音が聞こえて来るこのジムも、夜になるととても静か。
‥1人で歩いていると少し怖い。
「ん?」
「こんばんは。」
「あ、こんばんは。」
スタジアムへ向かう道の途中で女の子が立っていた。
その女の子はニコッと笑いながらこっちに近づいてきた。
えっと、こんな時間に迷子?確かにここは広いし‥。もしそうなら放って置けないよね。
「えっと、迷子?」
「いいえ、お友達に手紙を書いていたの。どうしても伝えたい事があって。」
「そうなんだ。‥寒くない?良かったら私の部屋でホットミルクでも一緒に飲まない?私も丁度作りに行く所だったから。」
「お姉さん、優しいのね。ありがとう。」
キッチンに行く道で聞いたのは女の子の名前はポーラというらしい。元々病弱だったが、今はもう平気とのこと。
‥彼女はなんでこんな所で手紙を書いていたんだろう?
家で書けないのかな?親は心配しないのかな?
でも、何かしら理由があるのかもしれない。深くは聞かないでおこう。
キッチンで2人分のホットミルクを作り、ソファーに並んで一緒に飲みながら、話をした。
「じゃあ、お姉さんはここのジムシーダーさんと付き合ってるんだ。」
「うん。一緒に暮らしてるからジムの中に部屋があるんだ。ポーラちゃんは好きな男の子とかいるの?」
「そうね、いたわ。でも、喧嘩して‥そのまま彼は引っ越しちゃった。その後も色々あって‥伝えたい事も伝えられなくなっちゃったの。」
「そっか。だからお手紙を書いてたの?」
「うん。直接会うのはもう出来ないから‥。手紙なら私の気持ちが伝えられるって思ったの。」
「そのお手紙届くといいね!」
「えぇ。ねぇ、お姉さん?」
「ん?」
「私からのお願い聞いてもらえる?」
「いいよ。何かな?」
「お姉さんはちゃんと彼に気持ちを伝えてね。いつ、伝えられなくなる日が来るか分からないから。」
「ポーラちゃん‥。ありがとう。約束するね。」
「ありがとう。お姉さん。いつまでも彼と仲良くしてね。ミルク美味しかった。」
「‥‥っ!オイ!ユイッ!」
「あれ‥キバナさん‥?私、なんで‥。」
「それは俺様が聞きてーよ!起きたら隣にいないから城の中を探し回って、やっと見つけたと思ったらソファーで寝てたんだからな!一体誰とお茶会なんてしていたんだ?」
「寝てた‥。お茶会‥。‥ポーラちゃん?あれ?‥キバナさん、女の子がいませんでした?」
「女の子?見てないな。城の中は全部見てきたから、いたら気が付きそうだけど。」
「私、眠れなくて‥。通路で会ったポーラちゃんとミルク飲んで‥。お話しして‥。」
「夢でも見たんじゃないか?」
「‥なの、かな‥?」
「ユイ、また一緒に寝ようぜ!眠れなかったなら、俺様が抱きしめていてやる。」
「はい。なんだか、すごく疲れた気がします。」
お姉さんはちゃんと彼に気持ちを伝えてね。
「‥‥キバナさん?」
「ん?どうした?」
「私、キバナさんのこと愛しています。これからも一緒にいてください。」
「ん?!あ、あぁ。俺様もユイの事愛してる。一生離してやらねーからな。」
ポーラちゃん、私は伝えられなくなるその日まで、キバナさんに愛を伝えます。
その日が来るまで
(そーいや、このナックルシティにはお化けが出るって噂らしいぜ?)
(きっと愛しい彼に想いが伝わる日を待ってるんですね。)