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名前は?
キバナの恋人成人済み
大体のポケモンが大好き
手持ちはキュウコン•シャンデラ•マホイップ•
ユキメノコ•ニンフィア•ナックラー
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「おい、ユイ?」
「は、はい!」
「帽子、前後ろ逆だぜ?」
「え?!やだ、恥ずかしい!」
「‥スカート履き忘れてるぜ?」
「えっ?!‥キバナさん!スカート忘れてないです!」
「‥すごい緊張だな。」
「そ、そりゃあずっと憧れていた人に会えるんですから!あぁ、私ちゃんと喋れるかな‥。あんなすごい人に会えるなんて嬉しい‥!考えただけで泣きそう。」
「‥やっぱ会わせるのやめっかな。‥気に入らねえ。」
「だってあのみんなの憧れのダンデさんですよ?!緊張しない方が変ですよ!」
「俺様は緊張しねえぞ?」
「キバナさんは特別です!普通の人はダンデさんに会えるだけでも幸せですよ!まさに雲の上の存在です!」
「‥雲の上ねえ‥。俺様もそこそこ雲の上の存在のはずなんだけど‥。というかダンデ遅いな!」
そう、私は今日キバナさんのライバルであるダンデさんと会うのだ。
キバナさんがそろそろ紹介したいなんて言うから誰に?と思ったらあのダンデさん!ダンデさんといえばガラルのトレーナーの憧れ。そんな人に会うのに緊張しないわけがない。
にしてもキバナさんの言う通り遅い‥。待ち合わせ場所はナックルシティのポケモンセンター前。予定の時間から2時間経っている。
キバナさんが「あいつの事だから迷子になってるな‥。」と呟いていたので、2人で手分けして探しに行く事にした。
キバナさんは色んな街を、私はワイルドエリアを。ユキメノコには空から見て探してもらう。
色んな場所を探してナックルから離れたキバ湖の瞳まできてしまった。さすがにナックルシティから離れているからここにはいないかなと思いナックルシティに戻ろうとした時、上空を飛んでいたユキメノコが何かを見つけた。
ユキメノコが示す方に行くと、ポケモンがキテルグマ達に襲われている所だった。あの数に囲まれたらどんなポケモンでもマズい。
急いでポケモン達を全員ボールから出して応戦した。なんとかキテルグマ達をその場から離して傷ついたポケモンを見るとリザードン。
急いでキャンプを張ってリザードンの傷の手当てをしていると深い傷を負ってるのがわかった。‥この子がすごく強い子なのは見てすぐに分かったけど、そんな子がこんな傷を負っているって事はずっとワイルドエリアを彷徨っていたのかな?
この位のレベルだと野生のポケモンではないはず。どこかにトレーナーがいるはずだけど‥。周りにそんな人物は居なさそうだ。起きたら聞いてみようかな。
とりあえずキバナさんにポケモンを保護したので近くのエンジンシティに行くと伝えた。キバナさんは‥あ、やっとダンデさんを見つけたらしい。2人でエンジンシティに来てくれるとの事。あ、ちょうどリザードンも起きたし、移動をしよう。
「リザードン起きた?傷は‥大丈夫そうだね!えっと‥まずは自己紹介からだよね!はじめまして。私はユイ。キテルグマに襲われているのが見えたから助けに来ました。なんで君はワイルドエリアにいたのかな?‥もしかしてトレーナーとはぐれて迷子になっちゃったの?」
そう言うと複雑そうな顔で渋々頷く。
そうか、トレーナーを探してずっとこの辺りを彷徨っていたのか。このままこの子を放っておく訳にはいかないし‥。私一人じゃこの広いワイルドエリアを探すのは無理がある‥。あ‥。
「ねえ、リザードン。もしよかったら私の知り合いがエンジンシティに来るんだけど、一緒に探さない?キバナさんとダンデさんって言うんだけど‥。あ、ダンデさんは会ったことが無いんだけどね‥。」
その瞬間、リザードンがピクッと動き私の服を引っ張り始め、自分に乗れとでも言うように姿勢を屈めた。「乗っていいの?」と聞くとコクッと頷く。
早速リザードンに乗ると凄い勢いで飛び立った。方向はエンジンシティ。さっきの話分かってくれたんだね。
この子は人に慣れているし、頭のいい子だ。飛び方も人が乗ることを考慮している。こんな良い子とはぐれるなんて‥どんなトレーナーなんだろ。
エンジンシティに着き、リザードンと歩いているとアーマーガアタクシーからキバナさんが降りてくるのが見えた。
「キバナさーん!」
「ユイ!‥って、リザードン?!」
「保護したポケモンです。どうやらワイルドエリアで迷子になったみたいで‥トレーナーを一緒に探してもらえませんか?」
「‥いや、探さないで大丈夫だ。」
「え?」
「リザードン!ここにいたのか!」
ガウー
「え、ガウーって抱き合って‥もしかして君‥ダンデさんのリザードン?!」
「ん?おお!君がキバナの彼女だな!俺のリザードンが世話になったな!ありがとう。」
「‥。」
「実はアラベスクタウンでダンデを見つけてなんで迷子になったか聞いたら、ワイルドエリアでリザードンとはぐれて探していたらアラベスクタウンまで来ちまったらしい。‥ユイ?」
「‥。」
「そうだ!自己紹介がまだだったな!俺の名前はダンデ!キバナのライバルで、君が保護してくれたリザードンのトレーナーだ!よろしく!」
「‥。」
「‥ユイ?!大丈夫か?!」
その後私が気がついたのはスボミーインのベットの上だった。
気を失った私はキバナさんに抱えられて移動したらしい。
私とダンデさんの初対面は、話をする所か目を見る事すら出来ませんでした。キバナさんにはホテルで緊張しすぎとたっぷりお説教されました。
まず目を見るところから
(お前緊張しすぎだ!)
(‥私、ダンデさんのリザードンに乗っちゃった‥。)
(‥ユイ?)
(しかもダンデさんから自己紹介されちゃった‥。キバナさん、私今日死ぬんですかね?!)
(‥俺様が嫉妬しすぎて死にそうだぜ?)