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名前は?
キバナの恋人成人済み
大体のポケモンが大好き
手持ちはキュウコン•シャンデラ•マホイップ•
ユキメノコ•ニンフィア•ナックラー
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「あ、この服可愛い!でも、却下。」
「‥。」
「これも良いけど‥なしで。」
「‥。」
今日は前から約束していたユイの洋服を買いに来た。このブティックにずっといるが、服を見ては却下ばかり。
お、その服俺様の好み。‥却下された。買い物をしている彼女を見るのは悪くないから終わるまで待ってはいられるが、彼女の行動に俺様は謎だらけ。‥何が基準なんだ?良いなって思ってるって事はユイの好みなんだろうけど、なんで彼女は全部却下しちまうんだか分からない。
「なぁ、ユイ?」
「飽きちゃいましたか?すみません。なかなか選べなくて‥。」
「いや、飽きてはないけどよ‥なんでさっきから選ぶ服全部却下なんだ?」
「‥本当に分かりませんか?」
「全く。」
「‥当ててみてください。」
「デザインが好きじゃないとか?」
「いいえ。ここのブティックのデザインは大好きです。」
「値段か?」
「いいえ。値段もリーズナブルなので。」
「サイズがないとか?」
「いえ、サイズの問題じゃないです。」
「‥自分に似合わないとか?」
「試着してないので似合うかは分からないですが、似合っていても却下します。」
「分かんねえ‥。ヒントを頼む!」
「‥デザインっていうのはある意味惜しいかもしれませんね。」
「デザイン?」
ユイが却下した洋服達を見ると色は様々だ。
デザインはオフショルダーのニット、スクエアネックのワンピース、ヒラヒラのブラウス、Vネックのシャツ。
何がダメなんだ?どれもユイに似合いそうなものばかりだ。でもこの服達は彼女にとって着ない服達。
「降参だ。全然分からねえ!」
「ヒント2はキバナさんがする癖が原因で着れません。」
「俺様の癖?‥首の噛み痕か?」
「やっと分かりましたか?」
あぁ、そう言う事か。俺様はユイが可愛くて、俺様のだって感じたくてつい噛み付いちまう。
でも、そのせいでユイが好きな服を着られなくなるなんて考えてなかった。初めて自分の行動に後悔した。‥ユイはこの癖に対して何も言ったことなかったけど、本当は嫌だったんじゃねえか?
「‥すまねえ。‥噛まれるの嫌か?」
「そ、そんなに落ち込まないでください!嫌じゃないですよ!ただ、他の人に見られてこの2人そう言う行為してるんだなって思われるのが恥ずかしくて‥。それに‥。」
「それに?」
「‥鏡を見た時に痕が見えるとキバナさんの顔を思い出してしまって、恥ずかしくなっちゃって‥。」
「‥。お前本当に可愛いな‥ 。」
「ッ!急になんですか?!」
「さてと、この店には随分と長くいたからな!ユイが可愛いって思う服を買おうぜ!」
「でも、まだ首が隠れる服で気に入ったのがなくて‥。」
「首が隠れない服で気に入ったのは?」
「‥ワンピースとニットは気に入っていますけど‥。」
「じゃあ、それを買ってやるよ!部屋に戻ったら俺様の前で俺様の為だけに着てくれるか?」
顔を赤くして頷くユイ。
本当に可愛すぎる。
お前が俺様の側にずっといてくれるならなんだってくれてやるし、どんなことでもしてやる。
だから、俺様の癖は許せよ?
俺様の愛おしい彼女。
どんな服も君には勝てない
(‥思ったよりも痕が見えるな。)
(‥やっぱり恥ずかしいです。)
(やっぱり少し噛むの我慢するか‥。)
(え?!我慢しないでいいです!その‥キバナさんに噛まれるの嫌いじゃないですから‥。)
(‥ユイ、俺様の事煽りすぎ。)