short
名前は?
キバナの恋人成人済み
大体のポケモンが大好き
手持ちはキュウコン•シャンデラ•マホイップ•
ユキメノコ•ニンフィア•ナックラー
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今日、ユイが福引をやってレンタル無料券2枚が当たったこと。
今日、美味しいチーズやワインが手に入ったこと。
明日、俺様がオフのこと。
色んな要因が重なり、今夜はみんなで映画観賞会をすることになった。ユイが晩酌の用意をしている間に俺様はDVDを借りにきたが‥。
さて、何を借りていくか‥。ユイは「キバナさんが何を借りてくるか楽しみにしていますね!」とか言ってるんだよな。
そういや、俺様ユイがどんな映画を見るか知らないな。まぁ、きっとユイは何を選んでも喜んでくれるんだろうな。
‥感動系を見て涙するユイも悪くない。アクション系を見てハラハラするユイもいい。アニメ系を見てはしゃぐ所もいいな。
お、ホラー‥ユイはホラー大丈夫なのか‥?‥ホラーを見ながら涙目で俺様にすり寄ってくるユイ‥堪らねえ‥。よし、ホラーに決定だな!随分と種類があるな。適当にこれか?
「お!キバナじゃないか!」
「ん?ダンデ!お前も何か見るのか?」
「あぁ!ホップと映画鑑賞をするんだ!キバナもどうだ?」
「悪い!今日はユイと見る予定なんだ!」
「‥ユイ‥?確か前にソニアが言ってたな‥。噂の彼女か?」
「ま、まあな。」
「まさか、あのキバナがなぁ‥。で?何を借りる予定なんだ?」
「‥ニヤニヤしながら覗いてくるなよ!」
「ホラーか‥それならこの辺がオススメだぞ!ホップと一緒に見たが‥なかなかだった。そうだ!ホラーにも種類があるからな!同じホラー系でも得意不得意があるから気を付けろよ!」
「‥なかなか詳しいな。」
「おっと、そろそろ帰らないとな。じゃあなキバナ!今度彼女の事も紹介してくれよ!」
「おお!じゃあな!」
手を大きく振ってダンデは帰っていった。
ホラーの種類か‥ダンデのオススメしてくれたのはサイコ系っていうのか‥。‥じゃあダンデのオススメと、オカルト系ってのを借りてみるか。
さて、そろそろユイの用意がおわった頃だろ!帰るか!
「ユイ!帰ったぞ!」
「キバナさんおかえりなさい!今、丁度おつまみができた所ですよ!」
「さすが俺様!ナイスタイミングだな!」
「で?何を借りてきてくれたんですか?」
「まぁ、見てからのお楽しみだ!さぁ、飲みながら見ようぜ!」
「はい!」
テーブルの上にはチーズやクラッカー、スティックサラダやソーセージなど様々なおつまみが用意されていた。さすがユイ、俺様の好みが分かってる。ユイと乾杯し、DVDをセットすると映像が再生される。
これはダンデのオススメだ。たしかサイコ系だったか?まぁ俺様はホラー平気だからいくらダンデのオススメでも怖がったりしないさ!で、怖がったユイをしょうがねえな!って言いながら抱きしめてやるんだ!完璧な作戦だ!
映画が流れて数十分。画面の中はそろそろクライマックスの状況。
な、なんだよこれ。すげえ怖いじゃねえかよ!平気なフリをしているがさっきから俺様の冷や汗が止まらない。あれ、俺様本当はホラー苦手だったのか‥?
「キバナさん?」
「ッ?!ど、どうした?」
「‥大丈夫ですか?」
「な、何がだ?!」
「えっと、映画怖いですか?」
「お、俺様は大丈夫だ!ユイは大丈夫なのか?」
「ホラーって初めて見たんですけど意外と大丈夫ですね。その、キバナさんは苦手だったんですね。」
「そ、そんな事ねえよ!」
「でも‥さっきから私の手を握りっぱなしですよ。手も震えていますし。」
「‥マジか‥。すまねえ、無意識だ‥。」
「大丈夫ですよ。苦手な物は誰にでもあります。何かして欲しい事ありますか?」
「‥俺様の足の間に座って、抱きしめさせて欲しい。」
「ふふっ。いいですよ。」
「‥はぁぁ。情けねえな、俺様。」
「いつもかっこいいキバナさんが今日はとても可愛く見えますよ。そんなキバナさんも大好きです。」
「‥俺様の計画は逆だったんだけどな‥。」
「残念でした。」
恐ろしい画面から目を背けるようにユイの肩に顔をうずめるとユイの匂いで安心した。
俺様の計画は失敗したけど、これはこれで良いかもな。
計画は失敗‥?
(あ、もう一本あるんですね!)
(あぁ、オカルト系の方‥せっかくだし見てみるか?)
‥
(お?これはあんまり怖くないな。)
(‥。)
(ユイ?)
(キバナさん。ぎゅーしてください。)
(あ、ダンデが言っていたのはこれか。)