short
名前は?
キバナの恋人成人済み
大体のポケモンが大好き
手持ちはキュウコン•シャンデラ•マホイップ•
ユキメノコ•ニンフィア•ナックラー
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「ゴホッゴホッ‥。」
「38.7°‥こりゃ立派な風邪だな。他に辛い所はあるか?」
「‥喉と頭が痛いです。あと、なんだかグラグラします。」
「よし、今日は一日寝ておけ!」
先日、ワイルドエリアの急な雨に打たれた私はどうやら風邪をひいてしまったみたいだ。
朝から気持ちが悪くて隣で寝るキバナさんに訴えると、体温計やら水枕やら色々と用意してくれた。
はぁ、前は風邪をひいても1人きりだったから心細かったけど、今はキバナさんがいてくれて心強いな。
「‥すみません。本当なら今日は一緒に買い物に行く予定だったのに‥。」
「それはユイが元気になったらいくらでも行ってやるよ!今日は風邪を治す事に専念しな。」
「はい。すみません。」
「気にすんな!早く治しちまおうぜ!」
「はい‥。」
「腹は減ってるか?」
「大丈夫です。キバナさん、今日はチャレンジャーが来るって言っていませんでしたっけ?」
「あぁそうだった。‥ジム休んじまおうかな‥。」
「ゴホッ。ダメです。私は大丈夫ですから、ジムに行ってください。」
「けどな‥。」
「私はキバナさんの事をテレビで見ていますから。‥勝つ姿を見せてください。」
「お、おう!まかせろ!でもユイも無理はするなよ?何かあったらいつでも俺様を呼べ!」
「はい。」
キバナさんは名残惜しそうに私の頭を撫でて部屋を出て行った。
すると私のバックからポシュンッとポケモン達が出てきて、心配そうな顔で私を見ている。
みんなにも心配かけちゃったな。すぐに良くなるからね。ごめんね。
私はそこで意識を手放した。
ユイの事が気になって朝から集中できない。しかし、ここまできたチャレンジャーに敬意を払う為真面目にバトルはする。
ふとバトルが終わるとユイの顔がチラつく。
今日はこのチャレンジャーで終わりだったか?
すぐ帰って、様子を見て‥
「キバナさん!今日の試合、さすがキバナさんですね!」
「あ、あぁ!ありがとな!」
「どうやってそんなに強いんですか?!秘訣を教えてください!」
「え、今から‥?」
「はい!俺、キバナさんみたいに早く強くなりたいんです!」
「あ‥‥そうか!じゃあ、この俺様が直々によーく教えてやる!」
早く帰りたい。早く帰ってユイの様子を確認したい。本当はこのチャレンジャーの申し出を断ろうとした。しかし、頭の中にユイが出てきて俺様に怒りながら言うんだ。
「私はファンの人に優しいキバナさんが好きなんです!ファンを大切にしないキバナさんなんて嫌いです!」
はは、俺様の妄想だとしてもユイに嫌いって言われるのは辛い‥。でも、ユイなら絶対に同じ事を言うな。そう言う奴だ。
俺様はそのチャレンジャーと一通り話し、終わる頃にはもう夜になっていた。
‥さすがに遅くなりすぎたか‥。
心配と焦りから部屋に向かう足が早くなる。
部屋に入るとポケモン達に囲まれて寝ているユイの姿があった。
顔色も朝より良くなってる。熱は‥。うん、平熱になってるな。表情も良くなっているユイに俺様は安心し、あと少しだけポケモン達に任せる事にした。
「んっ‥あれ、もう夜?」
あれからずっと寝ていたようで気がついたら外は真っ暗になっていた。
ベットの上にはポケモン達が集まっていて、私の顔を見るなり飛びついてきた。
もしかしてずっと一緒にいてくれたの?ボールの中にも入らずに?
私はポケモンを撫でて感謝すると私の服の裾を引っ張った。
‥キッチンに行けってことかな?
ポケモン達と一緒にキッチンまで着くと中からいい匂い。その匂いの元を辿るとキバナさんがいた。
キバナさんが私に気がつくと、ポケモン達は任せたとでも言うようにボールの中に入った。
「ユイ!体調は大丈夫か?」
「はい、お陰さまで良くなりました。料理してたんですか?」
「あぁ!病み上がりだから、消化の良いものが良いと思って煮込みうどんを作ったぜ!温まるように生姜と卵入りだ!」
「なんだか、色々とありがとうございます。」
「おう!さぁ、みんなで飯食べようぜ!」
そう言いながらニコッと笑うキバナさん。
ご飯の言葉でボールから出てきたポケモン達。
みんなの笑顔を見ているだけで私は元気になれそう。
あなた達が私の特効薬
(あ、テレビにキバナさん写ってる!)
(ん?あぁ、これ今日のバトル後だな。)
(トップジムリーダー自らバトルのポイントをチャレンジャーに事細かに教える。さすがファンを大切にするナンバーワンリーダー‥。ファンを大切にしない人は嫌いです。さすがキバナさんです!そんなキバナさんが好きです!)
(‥やっぱりな。)