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名前は?
キバナの恋人成人済み
大体のポケモンが大好き
手持ちはキュウコン•シャンデラ•マホイップ•
ユキメノコ•ニンフィア•ナックラー
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「バウタウンのシーフードレストラン久しぶりです。」
「ここの料理は絶品だからな!ポケモン達も満足そうだ!」
「今日はカメラも来てるんですね。‥キバナさん、私服で来て正解です。」
「だな!いつもの格好で来ていたらこんな美味い飯食っていられないな!」
「‥キバナさんのパエリア美味しそうですね‥。」
「ユイも食べるか?」
「いいんですか?」
「おう!ほら!」
「‥え?」
「ん?ほら!」
「え、いや、自分で食べますよ!」
「そんな遠慮するなよ!俺様が食べさせてやるんだぜ?ほら、腕が疲れてきた!」
「〜ッ。‥パエリア、美味しいです。」
「だろ?」
「じゃあ、私のパスタも食べますか?」
「おう!」
「どうぞ。」
「‥。」
「‥?」
「俺様にはしてくれないのか?」
「ッ?!‥ど、どうぞ。」
「‥うん!パスタもうまいな!ユイ、ご馳走様。」
「ドラゴンストームのキバナが女性とレストランのど真ん中で食べさせ合いなんて‥世間にバレたら大問題よ?」
私たちがバウタウンのレストランでランチをしているとこの町のジムリーダーであるルリナさんが立っていた。
初めて会った時から思っていたけど、やっぱり綺麗な人。
「ルリナさん!こんにちは。」
「おぉ!ルリナ!邪魔してるぜ!よく俺様だって分かったな!」
「えぇ、バウタウンにいらっしゃい。貴方ほど分かりやすい人いないわよ。」
「周りにはバレてなかったのにな!にしても、ここのパスタもパエリアも美味いな!」
「ありがとう。ここのオススメは他にもピザとか‥。」
ルリナさんがキバナさんに近づいてメニューを一緒に見ている。
綺麗なルリナさんとカッコいいキバナさん。
すごく絵になる。
そう思ったのは私だけではなく、周りにいたお客さんやレストランにいたテレビの人達も一緒のようだ。
‥周りの人はキバナさんと同じ席に座っている私など目に入らないかのように2人の周りを取り囲み、話しかけたり写真を撮ったりしている。カメラも撮影を始めてインタビューを始めた。
‥本当にお似合いだ。私とキバナさんが並ぶよりもルリナさんとキバナさんが並んだ方が‥。キバナさんも笑顔で周りの対応をしている。その笑顔ですら私といる時よりも輝いて見えた。うわ、私今すごく嫌な考えしている。‥なんだか胸がもやもやする。
これ以上2人を見ていると黒い考えがぐるぐるする。あぁ、ここにいるのはマズイ。ここを離れなくちゃ。
席を離れる時にチラッとキバナさんを見たけど、この人混みじゃ多分私がいなくなった事には気づかない。
どこに行こう。どこか冷静になれる場所‥。確かここから離れた所に海が見れる高台があったはず。
そこに着くと誰1人もいない。
これなら落ち着ける。‥海、綺麗だな。
スマホをつけるとバウタウンのレストラン特集!という見出しで番組がやっていた。
あ、さっきのカメラ生放送だったんだ。ルリナさんがインタビューを受けている。
ルリナさんが嫌いな訳ではない。キバナさんと同じジムリーダーだし、彼と彼女が接点が多いのも分かっている。ただ、目の前であんなに接近しているのを見るのはなんだか辛い。
気を落としているとスマホから音が聞こえた。
「にしても、ルリナさんとキバナさんが一緒にいるなんて珍しいですね!キバナさんは私服ですし‥もしかしてお二人はそういう関係ですか?!美男美女カップルでお似合いですね!」
「‥どうかしらね。」
何かが頭の中で破裂した。全身の温度が下がり、心拍が上がった。全身の血の気が引く。目からは何も考えてなくても涙が溢れる。
そこに立っている事が出来なくて崩れ落ちた。
‥私の足には力が入っていないはずなのに、私の目線が変わらない。体の中はすごく寒いのに、背中が暖かい。後ろから誰かに抱きしめられている。私を抱きしめている人は私を向かい合わせにしてその胸で力いっぱい抱きしめられた。
「キバナさん?」
「やっと見つけたぜ。」
「‥インタビューは?」
「ルリナに全部任せてきた。」
「でも、私どこにいるか連絡してなかったのに。」
「バウタウンを走り回った。気がついたらユイがいなくて焦ったぜ。」
「ごめんなさい。」
「どうして急にいなくなった?」
「‥‥。キバナさん、私心が狭いんです。キバナさんとルリナさんが2人で一緒にいるのを見ただけで嫌な事をたくさん考えちゃいました。2人一緒にいるのを見たくなくて逃げました。‥キバナさん、私の事‥ッ?!」
唇が柔らかくて暖かい物が当たる。一瞬何が起きているのか分からなかったけど、キバナさんの顔が私の瞳いっぱいに映った事でキスされているんだと気がついた。
濃厚なキスをして名残惜しそうに唇を離すと耳、額、頬、鼻、目とキスの雨を降らせた。
そんな愛おしそうな表情でキスをされたら私の悲しみだって弱くなってしまう。
最後にキバナさんは首に軽く噛み付いて、また力いっぱい抱きしめた。
「ユイ、好きだ。お前の事だけを愛している。俺様はユイだけのものだ。自信を持って安心してくれ。」
「キバナさん。」
「飯食べているユイ、嫉妬しているユイ、俺様にキスされてとろけた表情になるユイ。全部俺様の大好きなユイだ。‥まだ足りないか?もっとたくさん伝えてやろうか?」
「ッ!い、今は大丈夫です!‥その‥ナックルシティに帰ったらもっと伝えて欲しいです。‥私もキバナさんに私の大好きをたくさん伝えたいです。」
「ッ!そんなユイの事も愛してる。今日はたくさん愛してやるよ。」
キバナさんの宣言通り私を安心させるかの様に、その日はずっとキスをしてたくさん愛してくれました。
きっと彼女も彼を
(キバナさんに近づいた時の彼女の顔、インタビューの時の顔、声色。多分彼に同じ気持ちを持つ私だけが気づいた彼女の気持ち。)